すっきりレザーショルダーバッグのベルト延長方法公開~。

皆さんこんにちはー。
お元気でお過ごしでしょうか?
コチラは先々週の川口暮らふとにつづき、先週の千駄木と、バタバタ、というかドタバタしてしまって多少お疲れ気味になっております;;

さて、2012年の発売当初はこんなにロングセラーになると思ってなかったすっきりレザーショルダーにつきまして、先日よりベルト延長サービスを始めましたので、今回、こうやって延長して(継いで)るんですよーというご紹介エントリをお目にかけようと思います。

このバッグは革2枚の本体と革一本のベルトですっきりとした構成で作っているのですが、元の革の大きさの都合で、だいたい110センチくらいが最長で、これを前提とすると、製品ページにもありますように、110から125cmまでに落ち着きます。
しかし、途中で継ぎを入れることができれば、20センチでも30センチでも延長できるわけです。
正直、過去になんどか案として考えたことがあるのですが、見送っておりまして、今回、改めてリクエストを頂いたのをきっかけに、試作・試験を経て、方法(工法)を安定させることが出来ました。

では工程の説明に移ります。

 

 

まず、ベルトの切り出しですね。
長くなるとベルトの細さが目立つかもということで、標準の18ミリを21ミリに広げて切りました。

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次に、2本の「継ぎ目」となる部分の厚みを減らします。
これにはこの革漉き機(かわすきき)という機械を使います。

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革の端っこをこのように通します。
革を上から押さえつけているのが文字通り「押え金」という部品で、革を薄くする厚みと角度を決めています。
革の右側にある円筒形のものが刃で、左端のキラン!とした部分に刃がついています。
あと、写真では見えませんが、革の下にゴム製のローラーがついています。
このローラーは写真に向かって右側の方向に回転するようになっていて、革を刃の方向に送り出す作用をもたらします。

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漉き機で加工し終わったベルトです。
写真は表側です。裏側がナナメに薄くなっています。次の写真をどうぞ。

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写真上が裏側の様子です。ナナメに削り取られているのがわかりますか?
写真下は革の表側です。
縫い付ける前に接着するので、接着剤の食い付きをよくするために表面をカッターの刃で荒らしています。

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クラフト用のボンドを盛ります。
あと、話が前後しますが、革の削り方の話をしときます。今回、継ぎ合せる革の両方共、裏側を削っています。
みなさん恐らく「片方が裏面を削ったら、もう片方は表面を削って、すっとナナメに貼り合わせる」ほうが納得が行くと思うのですが、革は表(表皮)部分が一番強度があるので、両方共表側を残して貼り合わせる方法を採ることにしました。

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重ねますよ!

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ゴリゴリとやって・・・

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くっつきました。
この後、ベルトの端の処理を経て、ステッチを入れていきます。

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それでは両端の角を落としましょう。
煮物のかぼちゃや大根の面取りですね。

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面取り後です。

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次に、断面に茶色の染料で色をさして仕上げ材で軽く磨きます。
継ぎ目付近の色が濃く見えるのは、仕上げ材がまだウエットな状態で撮影したためです;;

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今回の「延長の方法解説」には直接関係ありませんが、バッグ本体に取り付ける部分に下穴を開けたところです。

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その後、ベルトの両端にステッチを入れます。
これでかなり強度が上がり、伸び防止の効果も上がります。

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で、核心の継ぎ目部分。
ベルトに対して直角に縫うのも一手ですが、繋ぎ目部分が一旦途切れたような印象になってしまうと思い、平行に一本だけ入れるようにしました。
コチラのほうが視覚的な繋がりが保たれ、「継いでる感」がそんなにしないと思いますし、より長い距離で結合しているので、強度もより高いと思います。
実際、テストピースで目一杯引っ張ってみたのですが、ぜんぜん大丈夫ですね。これはいい方法だと思います。

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最後に短い方のベルトも並べて一枚。
あとは本体に縫い付けて、内布を入れ、ファスナーを取り付ける流れになります。

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以上、すっきりショルダーバッグのベルトの延長方法でした~。
延長は本体価格+1500円で承ることにしています(安・・;;)ので、お気軽にお申し付けください。

すっきりショルダーバッグの製品ページ

それでは失礼致しますm(_ _)m


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