ぺたんこの味

みなさんおはようございます。
お元気でお過ごしですか?
日を追って気温が上がってきて、着るものに迷うこともなくなってきました。
ちゃんと節電してみようとエアコンをつけずに、窓を開けてみています。事務所は南向きでかなり日が入るので、日中はそこそこ暑くなるのですが、半そでだと意外に大丈夫ですね。
時々吹き抜ける風がはこんでくれる涼も、めりはりをつけてくれて心地よく感じます。
真夏になったら、扇風機が必要になるかもしれませんけど、今夏は冷房ナシで過ごしてみようと思います。


さてさて、今日は定番のぺたんこポーチのおはなしです。
これは2枚の革とファスナーだけでつくったシンプルなポーチです。
日々の経費として使うお金と、革や布などの仕入れに使うお金とを分けておくために、余りの革で作ってみたのがきっかけで、なんとなく使いやすく感じたので、販売させていただくことにした商品です。

今朝、使い始めて10カ月くらいになる、ぺたんこポーチのもととなったポーチを眺めていたら、けっこう味がでてきてるなーと感じたので、ご覧に入れてみようと思います。
まずウォッシュ牛革タイプの方。
上が新品で、下が10カ月経過したものです。
下の方が若干小さいですが、最初、小さく作ってしまっただけです。使っていくうちに縮むわけじゃありません;;;

アップ。
全体的に色が濃いめになって、周囲とこすれるカドや表面の凸部分がすこし光ったりして、表情がでてきてます。

こんがりぶた革タイプ。
同じく上が新品、下が使用後です。
ぶた革特有の規則正しく並んだ毛穴のテクスチャーが、見た目のリズム感と、独特の手触りを生み出してます。
使用前はサラッと均質な感じですが、使い込むとアメ色になって、ツヤも出てきてます。
<キズは最初からです。ぶたはけっこう丈夫なので、うしよりも傷つきにくいと思います>

アップ。
「革を使いこんで味を出す」って、牛革だけの話ではないんですよ~。
このぶた革も、実は例の「タンニンなめし」なんです。あと、染色しただけで、表面は無加工のナチュラル仕上げなので、使ってくと色味も深くなるし、ツヤも出てくるのです。

レストランでは、牛のほうがぶたよりも値段が高いので、その尺度の影響かもしれませんけど^^;、ぶた革のよさももっと評価してもらえるようになるといいなと思います。
ご興味をお持ちいただけたらお店の方においでください。
サイズ感など確認していただけます。
今度、ぶた革でバッグとかつくってみようか。。ブログを書いていてそんな気がおこってきました。気が向いたらやってみましょう。

昨日、第13回目の義援金の払込みにいってきました。
お買い上げいただいた方はこちらでご確認ください。
これまででティッシュカバーが80個、しおりを31個お買い上げいただいて、寄付総額は124580円になりました。
義援金商品をご利用いただいてありがとうございます。
しおりは最初に20個、次に10個作っていたのですが、今週、また20個制作して補充しました。

このしおりはぺたんこポーチの革を切り出すときに出る、小さい革でつくっています。
ですから、おもての牛革はぺたんこのウォッシュ牛革タイプのウォッシュ前と同じもので、裏側は同こんがりぶた革タイプと同じものということになりますね。
生涯のほとんどを本に挟まれて過ごすので、ペースは幾分遅いかもしれませんが、このしおりもポーチ同様、味が出てくるはずですね。
正直いって、意識してなかったですケド ^^;;;間違いなくそうなります!
それでは失礼します。
お元気でお過ごしください。

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