カウンターや棚

皆さんこんにちは。
春の嵐にもまれ、花粉に苛まれ、日々大変ですね。
でも、すこしずつ暖かくなってきてるのは助かります。おかげで今週末あたりは各所で桜が見ごろだそうです。沢山の人手で賑わいそうですね。


さて、何度かご紹介していますお店の準備シリーズとして、今日は棚や机をご覧にいれようと思います。
まずはカウンターです。
早速見てください。

カウンター。ですから、立った状態でちょうどよい高さ、手前に引出があって。ちょっと古いもので。。くらいのイメージで、ネット中心に探していたのですが、しっくりくるものが見つからないので、思い切って益子の古道具屋さんに出かけてみて見つけたものです。
とても気さくなお店のスタッフさんによると、明治創業の藍染屋さんが対面で接客する場において使っていたものなんだそうです。
写真むかって奥の方に椅子をおいて、お店の方が座り、手前側にお客さんがうろうろするような使い方だそうで、畳に座布団が当たり前だった当時、こんなカウンターをこしらえるお店なんて相当ハイカラですよねー、と説明してくれました。
そして特に惹かれたのはお客さん側の造りです。
3段の棚があって、商品が並べられるようになっているんです。
藍染の布かなんか並んでいたんでしょうか。。戸にはまっているガラスも当時物で、おそらく国産最初の頃のガラスだろうとのことでした。
ガラスの奥を覗いて、顔を左右に動かしてみると、ゆらゆらと揺れて見えます。なんだか当時がしのばれます。

お店側に回ってみると、こんな風に引出が三つ並んでいます。
お店の道具をしまっておくのに具合がよさそうです。

取っ手周辺をアップで撮ってみました。
黒々とした木にくすんだ鋳物の取っ手がついています。菊の花をモチーフにしているのでしょうか。

さて、次は引出棚です。
使い込まれて、くすんだ薄緑色のペンキが剥げ、とてもいい感じ。
ある職種の現場で使われていたものだそうです。おそらく注文で作ったものだろうとのこと。真ん中のつまみを片手でつまむだけで開閉できるようになっています。

いくつかつまみ出すとこんな感じ。

どんな職種かわかりますか?
上のフタを開けたところは、こんなふうに薬瓶をならべておく場所なんだそうです。。。わかりましたか?歯医者さんです。

薄い引出は、総じて細身の治療道具をしまうのに都合がよさそうですよね。
その昔、虫歯をガリガリやられて、手に汗を握っていた子供たちには申し訳ないですが、剥げたペンキのノスタルジーに癒されます。
次は棚。正確には本棚なんでしょうね。
黒い木肌の細かい筋に白い塗料が刷り込まれているもので、古道具屋さんではよく見かけるタイプです。昭和のものだそうです。

こちらはどうですか?
これは一回り小さくて、少し華奢な感じですね。明治のものだそうです。
黒くすすけていて、時代を感じさせます。

この角度なんてどうでしょう?
何を並べても映えそうです。


長文お付き合い有難うございました。
開店に向けて、サイトをリニューアルしたり、バッグペンケースなど、ピッチを上げて制作したりしています。
早くオープンに漕ぎつけられるように頑張ります。

昨週、第46回目の義援金を振り込んできました。
これまでの累計でティッシュカバーが138個 しおりが38個 コースターが12組で、寄付総額は219,670円となりました。
お買い上げいただいたお客様はこちらでご確認ください。
私たちの義援金商品、機会がありましたらどうぞご利用くださいね。



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