balloonレザーショルダーバッグのメイキング紹介

こんにちはー。
連休いかがお過ごしですか?
昨日と今日はballoonショルダーを作っています。
先月末より、各月15日と月末をご注文の締日として、その約2週間後を納期とさせていただいておりまして、今回は最初の締日分の制作です。
お陰様でまとまってご注文いただけてうれしいです。

久しぶりにメイキングを、と思い、合間に撮影しましたので、ご覧に入れますね。


まず、これが主要なパーツを切り出したところ。
上がベルト、左からマチ、胴、内布たちです。
小っちゃい四角の革は、口のところにつけるマグネットの台になる部分です。

革の加工をします。
これはマチですね。切っただけの状態

これを縫い代部分を中心に薄くします。
中央に4か所、水平に薄くしてあるのは、ダーツを寄せるところです。

上部のアップ。
写真だとよくわかりませんが、上部はその他と同様に薄くしてあるうえ、折り返しやすいように、軽く溝状に彫り込んであります。

胴部分。切っただけの状態。

これもこのように。
上部のところはマチと同様、溝を彫ってあります。

ベルトの両脇も溝をほってあります。


それでは制作に移ります。
ベルトをやりましょう。
ベルトの革の裏側に伸び止めの素材を貼ります。
これは必ずやるわけではなく、革の状況によってです。
薄いナイロン地の織物でできています。

貼りました。

両脇に手芸用の両面テープを貼って、折り返します。

出来ました。

次に、ベルトの裏にあてる布の加工です。
既定の寸法に折り返すために、型紙をガイドにしてアイロンします。

型紙を取り外したところ。
この後、裏返してしっかりアイロンします。

その後、革のベルトの裏に合わせます。

両脇をミシンで縫ってベルト完成です。


マチに移ります。
マチは左右に分かれていまして、片側あたり4か所ダーツを入れます。

上部の切れているところを合わせて縫いはじめ、ゆっくりとしたカーブを描きながら縫って、黒く点を付けたところで止めます。

最初にローラーでしごいて折り目を付けておきます。

縫い終わったところです。

4か所縫い終わりました。

で、縫ったところをローラーでしごいて整える。。わけですが、
このままでは縫ってつままれたところが硬いので、、

リッパーをそっと差し入れて、革を切り開きます。

ここまで開きました。
これによって、硬さが幾分やわらぎます。

しごいて、、

表返すとこんな感じです。

もう片側のマチと縫い合わせました。

表返したところです。
次に、縫い合わせ部分の脇を縫う「縫い割り」をします。

片側を縫って、復路に差し掛かっているところです。

出来ました。


胴と縫い合わせます。
二つのものを縫い合わせるので、ズレを防ぐために予めつけていた切欠きを合わせながら縫います。

片側の胴と縫い終わりました。

縫い終わったら、縫い代部分をしごいて折り返し、マチの縫い合わせのところでご紹介したように縫い割りをします。

出来上がったところです。


ベルト付けをします。
ベルトが当たる部分の裏側に補強テープを貼ります。
これも革の状態によって、です。

ベルトを両面テープで仮止めします。
見えているテープはマスキングテープです。
位置決めの目印のために使うととても便利です。

縫いました。
ベルトとマチの合わせ目のところは、内布を入れてから最後に縫います。


内布スタンバイ。

内布も基本的に外側と同じパーツ構成になっています。
マチ部分は外側と同じようにダーツを入れています。

縫う様子も全く同じですね。

できました。


出来上がってる革部分の中に内布を入れ、口周りを縫っていきます。


縫い終わったら形を整えて完成です。
おしりを丸くするのに型紙を苦労した甲斐がありました。

三つ並べて。。

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