長財布にモチテ

こんにちはー。
昨日は局地的な降雨に見舞われて大変でしたね、
隅田川の大花火大会は曇天のなか、なんとか開催にこぎつけたものの、ゲリラ中のゲリラとも言える雷雨に阻まれて、同花火大会開始以来初の中止に追い込まれたようです。
ぼんやりと、打ち残った花火はどうするのか?と考えてしまいます。今回は例年+5000発の22000発を計画していて、開始30分で中止になったので、余りまくったはず。
この夏、日本全国で花火大会が開催されるでしょうから、そこで消費するという手もあるかもですが、どの大会においても、事前に納入業者さんが決まっていて、計画的に花火を作って準備していると思います。
よって、隅田川で残ったからそちらで使ってくださいよ~、半額でいいですから。とはならないのではないか。
だとすると、意外と現金化する方法がなくて、来年まで保管しておけるのかな?シケちゃってだめになる懸念があるなら、廃棄?でも、火薬なので、適当に分解したくらいでは危ないだろうし、、。
花火業者さんには代金が支払われているとは思うのですが、残された現物の処分は結構厄介なのではないでしょうか。
どなたか、対処をご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。


さて、表題にある件。長財布にモチテを付けるというのをやってみました。
7月15日の鬼子母神にいらっしゃったお客様がイタリアンレザーの長財布を手に取られて、「近くに自転車で買い物に行くときにお財布だけぶら下げていくので、ストラップをつけられないでしょうか・・・。」とご相談いただいたのがきっかけです。
最近、お財布そのものに持ち手やななめ掛けのストラップをつけたりした製品がありますね。ああいうイメージなら出来そうだなと思ったのでお引き受けすることにしました。
これがお財布ですね。イタリアンレザーのノンウォッシュタイプ。はじっこは磨いて仕上げてあるやつです。

鬼子母神で話をし始めた段階では、両端の上部に小さな金属の輪っかをカシメで付けて、その輪っかにストラップを通す感じで考えたのですが、ちょっと艶やかな雰囲気のお客様だったので、かすかに存在感のある金具を使ってみるのもいいかな~と思って、こういうのを見繕いました。

この金具はそれぞれの下部にネジ穴が切ってあって、取り付ける対象物を挟んでネジで留めて固定するようになっているので、お財布を開いたこの位置に下穴をあけて、、と考えました。

しかしながら、長期の使用を考えた場合、金具がついている部分だけが上に持ち上がって、相対的に中央がタレる感じになるかもしれないし、少なくとも、金具がついている部分に負荷が集中するのは避けたいなと思いました(腕に通して自転車にお乗りだとのことでしたし~)
ということで、薄手の鋼でこういう形のパーツを作りました。

これに、お財布とおそろいの革を薄く加工して巻きます。

これをこのようにあてて、

ネジを締めるとこんな感じに。
上部は目論み通りしゃんとしています。

ベルトを作ります。
厚さ2ミリと0.5ミリほどに調整したお揃いの革を貼りあわせて、12ミリの幅に裁断して、両端をミシンで縫って、フチを磨き上げます。

最後に両端にカシメ用の穴を4つ開けました。

これを金具に通してカシメで留めて出来上がりです。
ベルトの長さは金具込で35センチ。金具類は10円玉っぽい色のメッキで揃えました。

ご来店でお引き取りだったので写真を撮らせていただきました。
ラズベリー色のワンピースがよくお似合いでした☆


それでは失礼いたします~~。
あと、8月の手創り市は18日に鬼子母神、25日に千駄木がそれぞれ予定されているのですが、前者は都合で参加できず、後者は抽選に漏れてしまいました;;
ということで、8月のイベント参加はナシです~~m(_ _)m

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