ポケットポーチ作りました。

皆さんこんにちは~。

水木は模様替えと来客の対応と、週末に向けてのコモノ制作をやってまして、今日もお店を開けつつ、作業をしています。

しかしなんでしょう。予報によると、土曜は雪が降るとか。
日曜は今年初の鬼子母神ですが、当然ながら屋外ですので、積もってしまったりすると除雪も間に合わないでしょうからアウトですね。
う~む。

とはいえ、作るモノは作っとかないと。ということで、午前中は作業を継続して、先ほど一段落しました。

作っていたのはPigskinのポケットポーチ。ブラウンとキャメルを9個ずつ。計18個です。
コチラ。


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今回のキャメルの革はすこーし色が明るめですね。
染色のロットによって、どうしても微妙な差がでるんです。
キャメルどまんなか!というよりも、ちょっとたまごっぽい。ぐりとぐら的な色合いです。

今日はこのカタチのうんちくをひとつ。
これ、陳列用に厚み1センチのスポンジを入れた状態の製品です。

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こちらは、スポンジを出して、ぺったんこに潰した状態です。
底辺の中央が外側に膨らんでいるのがお分かりになりますか??
これはわざと湾曲させているのです。

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これにもう一度スポンジを入れて・・

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今一度、定規にあてると、、ほとんど真っ直ぐになってますよね。

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下から見てみると理由がお分かり頂けると思います。
これはスポンジ+αの厚みのものを入れた状態の写真です。
このように実際に何かを入れて使うときは、いれたものの厚みの分、胴体部分が膨らみます。
そうすると、その分、底辺が上の方向に持ち上がって、への字になっちゃうんですね。


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これを防ぐために、予め、底辺を下の方向に湾曲させているんです。
モノを入れて胴が膨らんで、底辺の革がひっぱられても、もともと湾曲させてある分と相殺されて、だいたいまっすぐに落ち着くというわけです。

この考え方は、バッグの底を含めて、袋物っぽいものの制作には共通して適用できるので、レザークラフトやお裁縫の裁断の時に試してみてくださいね。

それでは失礼します。
土曜日の雪が大したことなくて&日曜日晴れますように。

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