みつばちとのコラボ

皆さんは「密ろうキャンドル」ってご存知ですか?
まず、「蜜ろう」というのは、みつばちが巣を作る為におなかの中で創り出す天然のろうのことです。
以前、はちみつをたっぷり含んだままのハチの巣をブロック状にカットしたものをいただいたとき、見た目がとてもそそるので、くまのプーさんよろしくガブッとやったところ、甘いはちみつを堪能した後に、なにかグニグニと口に残るものがあり、「ああ、これがあの、あれか。」というのがみつろうとの初対面でした。
して、蜜ろうキャンドルとは、そうです、贅沢にその蜜ろうだけでつくったキャンドルです。
2週間ほど前にある雑貨店(ざっかてんではなく、zakka店です)で見つけて購入しました。
添付されている紙にかかれているウンチクを読むと、、、「養蜂園ではちみつを集めた後、不要になった巣をお湯で煮て溶かし、ろ過したもので、やわらかい性質と安全性から製菓材料や化粧品、医薬品などに使われています。」とあります。
なるほど、天然由来だと安心ってことなんでしょうか(^^)
お店で聞いた話では、火をともすとはちみつの良い香りが楽しめるということで購入したのですが、、
話はかわりますけど、ナチュラルセットのお仕事でもろうを使うんですよ。
革の切断面(コバといいます)をきれいに仕上げるときの最後にろうをつかってツヤをだすことがありますし、あと、革を手縫いするときに、糸の強度を増したり、すべりをよくする目的でろうをぬりぬりすることがあるんです。
で、話もどりますが、、この蜜ろうキャンドル。縫い糸にぬったらどうなるだろう?いい香りはするのだろうか?すべり具合は合成のろうとくらべてどうだろう?・・・興味が沸いてきました(^^;
早速、只今制作中のバッグのステッチ部分で試してみました。
麻の縫い糸を蜜ろうキャンドルでしごいてみると、なんともいえないはちみつの香りが~♪ヨイヨイ(^^)
して、すべり具合はどうでしょう。。最初に糸にしごきつけている時は、合成のろうに比べてのびがわるいような気がしましたが、縫い始めてみると、すべりの良さがいつもより持続するような気がしました。
あくまでも私の感覚ですけど、天然素材で出来ていて、香りがよくて、作業性もよいこの蜜ろう、なかなか気に入りました。
添付されている紙のウンチクに戻ると・・・
「一匹のみつばちが一生のうちに集めることができる蜜はおよそ3グラム。小さいスプーンに一杯くらいの量です。その蜜から作られるろうはさらに少なく、10分の1の量しかありません。」
・・・・こういうけなげ系の話にはヨワいなぁ~。
マジメなみつばちからの授かり物。大事にしないといけませんね。
革の縫い仕事はしばらくみつばちとのコラボになりそうです。

r.

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