ちょっといいレザートート試作

今日も工房周辺は静かです。
セブンイレブンへの道には今日も・・。
猛暑日寸前の日差しをさけて、クルマの下でのんびりしています。
今日はちょっとごきげんのようす。

手でちょっかいをだしてみると、しゃしゃっと右前足を繰り出してきました。

若干目つきが悪いんですが、一応癒されます。


さて、ちょっと前から計画していた「最高級のタンニンなめし革でつくるトートバッグ」
これ用にお願いしていた革が先日届きました。
いつもお世話になっている革屋さんに無理をお願いして、仕入れ先の問屋さんに出向かせてもらって、自分の目で選ばせてもらった革です。
日本のタンニンなめし革では最高とされる栃木レザー株式会社のとくべついいやつです。値段もいいっ(>_<);; そのままではちょっと厚いので、少し薄くしてもらって、革屋さんのところに納品してもらったのでした。 早速広げてみます!うーん。すばらしい。 左側がおしり、右側が頭、右半身ですね。大人の牛なので結構大きく、2メートル以上あります。 照明は適当なので、ちょっとくすんで見えますが、こんがりときれいなキャメル色です。
香りもすばらしい。うまく表現できないんですが、皆さんが想像なさるような一般的な革の匂いをもっとキリッとさせた感じで、胸がすーっとするようなすがすがしい香りがします。。。
真ん中に折り目がよっているのでくたっと柔らかいのかな?と思われるかもしれませんが、デカイから自重でこうなっているだけで、トート用にちょうどよい厚さ・硬さです。
早速!記念すべき第一号を作ってみます。。
まず、半分にバッサリ。

さらに半分に。

門外不出の?型紙をあてて線を引いて、パーツを切り出します。

これはベルトを貼り合わせているところ。

先日買った菱目打ちで縫い穴を開けます。ほんとに使いやすいです☆

一通り穴を開け終わりました。

胴の内側にポケットを仮止めします。

これは手縫い用の生成りの麻糸です。
糸の両端に針をセットします。

早速縫ってみましょう。

ポケットが付きました。

胴を縫い合わせて、アクセントの半円の底マチも立ち上げて。。

ハンドルを縫って。。

本体に取り付けて出来上がり☆

それではちゃんと照明を整えて撮影してみましょう。。

さすがに日本最高級のタンニンなめし革だけはあります。自分ではみなれたデザインですけど、なんだか存在感が全然違うように感じます。
キャメルに染色されただけで、とくに表面の加工はしてないナチュラルな仕上げなので、風合いがとってもいいです。そして元の革のグレードがいいんですね、傷も少なくて、とてもきれいです。
タンニンなめしの最大の楽しみは使い込むにつれて深みを増す色ですよね。
ちょっとキレイに出来ちゃってますけども、大事大事にしないで、ガンガンつかって変化を楽しみたいですね☆
いい材料で制作すると特別気持ちがいいです。
これから値段を考えないといけないですね。
革の質が最高なだけに材料代が高い(>_<)のと、頑張っても一日一個しかできないのとで、ちょっと高めにはなっちゃいそうですが、きっと満足していただけると思います☆ 近日中にアップしてみますので楽しみにしててくださいね☆

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