コインケースの修理をお受けしてみました

今日は、おとといのエントリーでご紹介した、すっきりショルダーのお引き取りのお客様(男性)にご来店いただきました。
ついでに、可能であれば、ということで、大事にされているコインケースの修理のご相談がありました。
これです。ピカピカしているイタリア製のコインケース。
フタを留めるループが切れちゃっています。

ホックを見ると、、おお!我らがイヤフォンホルダーにも使っている名門フィオッキのホックではありませんか~☆
ということなら、ホックのオス側はそのまま使えていいし、そんなに難しくなさそうなのでやってみましょう。ということで1時間ほどいただいてお受けしました。

ホックを留める側と裏側でカシメられている側との距離を採寸して、ループを切り出します。
革は硬めのものがよさそうです。栃木レザーのタンニンなめしのがあったので、それを使いました。
ホックが付く方の穴は3.5ミリ、カシメ側は2.5ミリ。革の端(コバ)は面取りして、磨いて処理してあります。

ホックを先につけます。刻印が全く同じですね。

次にカシメ側に移ります。

先ほどのホックもそうですが、ハンドプレスという道具を使ってカシメます。
ホックやカシメなど、種類別・大きさ別に用意された「コマ」と呼ばれる先端の金具を取り換えて使います。
ホックの方は大した配慮なくやっちゃえますが、このカシメ側は、ピカピカの表に傷をつけないように恐る恐るやりました。

できましたー。
表面の仕上げが違うので、本体に比べてループがマットですが、いじっている間に艶も出て、色も深くなって、だいたいおんなじ感じになっちゃうと思います。


昨日、第73回目の義援金を振り込んできました。
これまでの累計でティッシュカバーが178個 しおりが47個 コースターが35組で、寄付総額は304,250円となりました。
30万円超えですね。
お買い上げいただいたお客様はこちらでご確認ください。
私たちの義援金商品、機会がありましたらどうぞご利用くださいね。



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