がま口とイベントと箱

みなさんこんにちは。
暑さ寒さも彼岸まで。とはよく言ったものですね。
秋分の日を待たず、朝夕は多少寒くなってきていたものの、今日はほんと肌寒いです。
これからしっかりと(!?)した秋になってくるんでしょうね。

今年の夏は本当に暑く、振り返ってみると、だいぶバテていたように思います。
価格改定に伴うまとまったご注文のための制作と取り組んでいて、正直いって、身体的にだいぶ負担がかかったように感じていたのですが、半分は暑さのせいだったのかもしれないな、と、窓から入ってくる涼やかな空気に触れながら、そう感じてます。

・・・・、と、ここでフト思う。
「暑さ寒さも彼岸まで。とはよく言ったものですね。」の書き出しで書かれているブログって結構あるのでは?
→グーグルのブログ検索結果です。
かなりの数ありますね(^^);やはり。


さて、トピックをいくつか。
アップしてしばらく経ちますが、折に触れてリクエストを頂戴していたがま口ポーチをアップしました。
クロコダイルの型押しで2つ(ブラウンキャメル)、イタリアンレザーで一つです。

クロコダイルの型押しの方は、以前より、パッと見同じような製品を販売させていただいていたので、あまり目新しく感じていただけないかもしれないですね。
実際のところ、細かく型紙を作り直して、脇のラインがすっきりするように調整を加えています。
あと、すっきり感を保ちながらも、容量を少し増やせるように、マチを6センチ(従来比+1センチ)とりました。

加えて、これは商品ページの方で書いちゃうと、なんかくどい感じになるかもと思って割愛したのですが、革に触れたときの質感に配慮して、少し手を加えてあります。
これが使っている革のハギレです。言うまでもなく右側のは裏側です。

これに、薄手の不織布を貼ってあります。
薄手の不織布というと、サービスでもらえるエコバックや眼鏡ケースなど、薄くても強く繊維を絡めてあるようなものを想像される方も多いと思いますが、これはこういう裏貼り用の繊維のゆる~いタイプの不織布です。
硬いものを貼ると、カワもシャキーンとなってしまい、たわませると、不自然な折り目がでてしまったりするのですが、こういうゆるい組成のモノを貼っていると、あたかも革そのものが元々、その厚さであったかのように、ごく自然に曲がってくれます。

こういう感じですね。左が貼ってあるほうです。

あと、予備知識ですが、この曲がった時の、あるいは触れたときの自然さを究極まで追い求めよう!とする場合、手はかかりますが、牛革の表のツルツルした部分を取り除いて、うすーく削いだ裏革(便宜的に裏革と書きますが、レザークラフトの世界では床革(トコガワ)と呼ばれます)をゴムノリで貼る方法があります。
素材の品質安定と調達に手がかかるので一般の市販品では絶対使わない方法で、それなりの値段のオーダーの時などに使うくらいだとは思いますが。
(時々、トートバッグの持ち手の中に入れて、ニンマリとしたりすることはあります。)
完全なタンニンなめしの型押しって、国産ではなかなかないので、味の出具合もしっかり楽しんでいただけると思います。

さて、イタリアンレザーのがま口ポーチの方はこちらです。
これは全くの新作で、ぽってりと丸い感じに作ってみました。

口金は↑のクロコダイルと同じ18センチ幅ものですが、本体の幅を広くとってあるので、だいぶワイドに見えますね。目の錯覚のイラストみたいです。

このがま口はクロコダイルに比べて、もう一歩、日常の生活に近い感じで、眺めたり触ったりしてもらえるアイテムというイメージです。
たっぷり入るようにマチもしっかり取ってあります。事後、試してみたらたまごのM玉がほんとに10個入りました。

あと、マチのラインに加えて、底も大きくラウンドさせてあるので、全体的に丸いイメージになっています。

この革はこれまで使ってみた革の中でも、風合い、香り、味が早めに出るところ、など、なかなか優れているので、とても気に入って使っています。
並べてみると、使いまくりですね(笑)


新しいイベントに参加してみることになりました。
10月19日(土)川口暮らふと。というイベントです。
お勧めいただいて申し込み、参加できることになったのですが、勝手のわかっている千駄木&養源寺以外では初めてなので、うまく事が運ぶか不安ではあります。
10月27日は養源寺もあるのでハードです。体調管理をして備えたいと思います。


昨日、ハコを拾いました。
自転車でお店に向かっていると、祝日なのに収集があったのでしょうか。集積所にこれが。

いきなり目が合ったので、まあ、これも運命だろうかと、いただいてきました。
サッポロビールだし、ロゴがカタカナなので、ナチュラルセットのお店よりは、昭和レトロ系路線のお店の方が断然しっくりくるのだろうとは思いますが。。

しばらくは、通販の商品を佐川さんに渡すまで入れておく用の箱として活躍してもらおうと思います。


それでは今日のところはこれにて失礼しますー。

カテゴリー: 制作と関係ない日常のコト, 製品別:ポーチ・財布   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク