イタリアのヌメ革でつくったシンプルなパスケース

皆さんこんにちは~。

二週連続の週末降雪で、全国大変なことになっていますね(><)
雪に慣れない東京や付近の関東地域内でも、転倒などの事故が起きているようですが、より雪深い地域では完全に孤立してしまってる家屋もあるとか。
被害に遭われた方々、ご不便に遭遇していらっしゃる方々には本当にお見舞い申し上げます。。。と言うは易しなので、なにか互助のような仕組みがあるといいんでしょうけれど。。

先ほど、はちみつパスケースを発送したのですが、刻印のご要望があって、写真を撮ってみたのでブログにあげる気になりました。

こちらです~。刻印は無料でお入れしています。

製品のページ内でも説明がありますが、このパスケースに使っている革はイタリア産のタンニンなめしのヌメ革です。
タンニンなめしに使うタンニン液は植物由来のものを使っていてタンナー(なめし屋さん)によってブレンドがいろいろあるらしいのですが、ナチュラルセットで仕入れている、このイタリア革は南米原産のケブラッチョの樹液をメインとしてなめしてあります。

他にも南アフリカのミモザや欧州のチェスナット(くり)など、タンニンなめし用のタンニン液に向く、強いタンニン成分を有する樹木が複数あるようですが、このケブラッチョはなんともいえない、ほんのりと甘い香りが特徴です。

あと、イタリアなめしの革はエイジングに伴う色の変わり具合もなんだかいいんです。
まあ、これも個人的感覚かもしれませんが、日本の国産のタンニンなめしのヌメ革もに比べると、より深みのある茶色に変化する傾向が強いように感じます。
国産はもうちょっと赤っぽい感じでしょうか。なめしに使うタンニン液の種類や水の違いなど、影響する要素は複数あると思うのですが、経験上、ヨーロッパ産は総じて深みのある茶色。そう感じています。
あと、変化のスピード。これも欧州系の方がだいぶ早いように思います。

革製品の中でも、パスケースはほぼ毎日手に触れるので、日々、変化を追っていけて楽しいですね。
また機会を見つけて、他の製品で色の変化の実例をお目にかけたいと思います。

それでは失礼します~。

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