「布でつくった紙袋」をつくりました。

皆さんこんにちは~。

東京は2週続けて雪です~。
朝から降っていて、日中も気温がほとんど上がらなかったせいで、浅草橋界隈でも10センチ弱、積もっているところがあります。

寒い寒い。風邪を悪くしない様に気をつけないと。

さて、久しぶりに新しい製品を作りました。
去年からのお馴染みのお客様との雑談をきっかけに企画した製品です。
その名も布で作った紙袋

ご来店時に、取り留めもないお話をしていたのですが、その脇にまつ毛の長い鹿のマークがプリントされた貴和製作所の紙袋が転がってまして、これそっくりの袋を作ったら面白いのでは?となったのがきっかけです。

そう考えると、昨年制作したロングハンドルのヴィンテージトートと、ショートハンドルのヴィンテージトートに使っている布はこなれたクラフト紙のような風合いなので、これを素材にしたらいい線いけるのでは!?となり、すぐに試作開始。
試用して、3回ほど手直しをして製品になりました。

コチラです。

DSC_8054

 

中途半端では面白くないので、きっちり紙袋通りにつくりました。
底もこんな感じです。

どうやって縫ってるかわかるかな~~。

どうやって縫ってるかわかるかな~~。

 

使う際も紙袋的シルエットが崩れない様に、「山折り」にした4辺のぎりぎりのところを縫ってカドを立て、マチの谷折りのところも同様に縫って、内側に折れ曲がりやすくしました。

DSC_8035

 

あと、実用面で工夫したのは、口を巻いてぶら下げるときの持ちやすさUPのための仕掛けです。

このバッグの使い方は、
(1)口を折って小脇に抱える。あるいはクラッチバッグのように持つ。
(2)同様に口を閉じて大きなバッグの中でインナーバッグとして使う。
というのもあるんですが、やはり
(3)口を巻き巻きしてぶら下げるようにして持つ
というパターンがメインになると思うんです。

試作段階で、ためしに持って歩いてみたのですが、巻いたところが次第に「くの字」に曲がってきて、握っている手の指で一番長い中指の先に、荷物の重みの負担が集中してきて、あまり心地よくない感じになってしまいました。
さらには、その負担をよけようとして持つ力がゆるくなり、巻いているところがズルズルと解けてくる始末。。。

これは荷重が分散するようにしないと。ということで、ためしに鉛筆を巻き込んでもってみたら、ウソみたいに軽やかになりました。これだ!!
早速、布地を筒状にして、口の裏側にステッチ1本だけで縫いつけて、IKEAで買ったお箸を入れてみました。DSC_8041

この仕様にして表を歩いてみたら、これがバッチリ。
予定外の出張の松本にも連れて行って、歩いたり走ったり、実によいテストが出来たのですが、非常に快適でした。

あれこれ入れられて意外と便利だし、傍らに置いておくとなんだか可愛らしいので、いいのが出来たなぁと自画自賛しています。

製品ページも本日公開しましたので、ご覧になってみてくださいね。
布でつくった紙ぶくろ

それでは失礼いたします。
風邪ひかない&こじらせない様に気を付けてくださいね。

 

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