ヴィンテージトート他、年末発送に向けた製作&新ミシンお披露目

皆さんこんにちは。
大変大変ご無沙汰しています。

ブログに書こうと思うトピック、いろいろと頭に去来するものの、11月ご注文→12月末発送のバッグ類の製作にかかりきりで、思うに任せませんでした。
お友達の革作家さんからも「どうされてます??」なんて連絡をもらう始末。。

webサイトやブログといったディアが情報発信の中心の時代となると、適当な頻度で更新してないと、心配かけてしまうこともありますねー。
心配してもらえるうちはいいけれど、いつしか忘れられたりして(怖;;)
この忙しさは年内いっぱい続くので、意識して書かないとですね。
いずれにしても、沢山のご注文に感謝しております。ありがとうございますm(_ _)m

さて、連日製作にいそしんでいるわけですから、撮影の対象は沢山あるはずですが、残念ながらその間もなく発送してしまうので、じゃじゃん!と撮れるほどの量はないのです。
がしかし、ちょうど昨日今日で、ビンテージトートのカーキをやったので、このスナップを撮りました。
前列左からSサイズのロング、ショート。Lサイズのショート。奥が同じくLサイズのロングです。

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ほぼ1年前にベージュとカーキのショートハンドルのみでスタートして、その後ロングハンドルが加わり、今秋、ブラックが加わり、先般、一回り小さいSサイズも加わりで、12パターンにも増えました。
ネットショップでも鬼子母神などでも、安定的にお求め頂けていて、時に色違いリピートオーダーなんてこともあり、なかなかいいのが出来たなぁと自画自賛しております。

売れ行きを見ると、色的にはカーキが一番ですね。
ハンドルの長さについては、Lサイズだとロング・ショート同じくらいですが、Sサイズになると、グッとショートが多くなります。
このブログをお読みいただいている方はどれがお好みでしょうか~?

さて、その他の大きめの話題としては、、ミシンを入れ替えの件があります。

今年になって、三菱の名機と言われている人気の機種を中古で買いまして、これはこれで「手作り工房のミシン」としてはかなり十分だったのですが、いろいろ考えて、JUKIのに入れ替えることにしました。

それがコチラ。11月21日にやってきたばかりです。
JUKIのロゴがなんかデカイ!

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わたし的に欲しかった機能、そうでもない機能、両方ありますが、まずは特に、、、というほうから(笑)

返し縫いのために逆方向に縫うときは、ミシンの右側に付いているレバーを押し下げると、ギヤが切り替わって、逆に動き始めるのですが、これは、そのレバーに加えて、手元についているスイッチを押すことで同様の動作ができます。

でも、他のミシンで慣れていることもあり、右のレバーの方が安心感があるので、このボタンのお世話になる機会は少なそうです。

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次に、これはたまに使うかな。という機能で、設定によって縫い始め・縫い終わりの返し縫いや、縫い終わった後の糸切りを自動で行う機能です。この操作盤で設定します。

ウチではそんなに多用することもないと思いますが、縫製工場でじゃんじゃん生産するときには不可欠!のはずです。

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工業用のミシンって、メンテナンスのためにこのようにガバっと奥に倒せるようになっているのですが、、

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底を覗きこむと、油がためてありますよ。。
この油をポンプで汲み上げて、動きの激しいところ中心に、ミシン全体に循環させるようになっているのです。

ナチュラルセットはいわゆる手作り工房なので、そんなに酷使しないし、時々の手差しで十分ですが、じゃんじゃん生産型の縫製工場だと、長時間酷使されるし、メンテナンス不足で生産に影響がでるリスクも減るので、こういう作りになってるようです。

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次に、これはいいなーという機能。

まず話の前提ですが、、このミシンにかぎらず、ナチュラルセットにある革を縫うミシンの針のところはこんな作りをしています。
針の真下にあるのが「中押さえ」、向かって左にあるのが「外押さえ」と呼ばれ、「外押さえ」と、テーブル側にある「送り歯」で革を挟んで奥に送るようになっています。
上と下で挟んで送るので、「上下送り」ミシンなんて呼び方をします。

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スマホで動画をとってみましたので、見てみてください。
初めての方にはおもしろいかも。

ちょこちょことした足踏み具合がユーモラスですね(笑)
で、全ての「上下ミシン」はこの足踏みの高さを、調整できるようになっています。

例えば、ファスナー付けの時は、起伏がないし、材料も薄いので、低い位置でチョコチョコ送ってくれていればいいですが、革の上に厚みのある持ち手などのパーツが乗っかっていて、それを乗り越えながら縫うときや、材料そのものが厚い時は、うんしょうんしょと足踏みを高くする必要があるわけです。

ただ、一般的な上下ミシンはこの調節をするために、ミシンの上部や、奥側にあるネジを工具で緩める必要があるので、少し手間です。
また、(やってやれないことはないですが)ミシンの運転中に頻繁に調整するのは、あまり現時的ではありません。

それに対して、このミシンの場合、このてっぺんに付いているダイヤルを回すことによって、足踏みの高さをいつでも変えられるようになっているのです。

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また動画を撮ってみました。後学のために御覧ください。
低→高→低→高→低の順で変化させています。
※そんなに激しく変化するわけではないので、驚く準備をしないでください。

正直、ふ~~ん。って感じかもしれませんが、縫い途中に座ったまま自在にやれるのは、なかなか有り難いのです。

・・・と、3点ほどご紹介してきましたが、いずれも機種選びにあたっての決め手!ではありませんでした。
最もこのミシンのいいところは、その広々としたサイズなのです♪

まず、比較用として苦楽を共にしてきた(T_T)腕ミシンを御覧ください。
針の位置から右側に向かっての空間(通称ふところ)はこれくらいです。このミシンは形が変わっていますが、ふところの広さは一般的なミシンと同じで、27センチです。

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それに対して、これが今回のミシン。
34センチ弱あります。高さも高いです。

ご想像のとおり、ここが広いと、大きなバッグをやろうってときに取り回しがラクになります。
あと、広さを必要としない小物を縫っていても、広々していて気分がよいです♪
これは一番期待していたところなので、非常に嬉しいです。

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なんだかJUKIの宣伝ブログみたいになってしまいましたが(笑)
実際のところ、なかなか快適でよいです。今後しっかり活用してゆきたいと思います。

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振り返るとJUKIだらけ。
来年はどの機械も均等に活用出来るようになりたいなーと思っております。

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それでは失礼致しますm(_ _)m

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