東京レザーフェア

東京レザーフェア
みなさんこんにちは。
梅雨もやってきて、雨もたっぷり。
近くに咲いている紫陽花が気持ちよさそうに日々大きくなっていきます。
皆さんの近くにも紫陽花、咲いているでしょうか?
さて、出不精の私が久しぶりに催しに行ってきました。
タイトルは「東京レザーフェア」です。
先日知り合いになった蔵前のバッグやさんの社長さんに教えていただいて、自転車で出かけました。
国内の革産業のトレンドがわかる催しで、毎年1月と6月に行われているそうです。
今回で第82回ということですから、40年近い歴史があるのでしょうか。
会場は東京の革関係の業者さんが多く集まる浅草にある、都立産業貿易センター台東館。大きな建物です。4フロアを借り切っています。
デザイン関係の専門学校21校の代表が作品を競う「学生創作展コンテスト」や、
「レザーファッションショー」、トレンド素材を解説してくれる「T.L.F トレンドセレクション」などの企画が最上階で行われ、日本全国の革のなめし屋さん(タンナーともいいます)や流通業者さんが自社取扱の革を並べているブースが他3フロアを埋めつくしています。
企画催しもチラチラ見て楽しみましたが、興味は3フロアを埋めつくす革屋さんや材料屋さんのブースです。
東は東京、西は兵庫に革のなめし屋さんが多いこともあり、東京で1フロア、関西で1フロア、その他で1フロアみたいな感じでした。(微妙に違ってるかもしれません;;)
全体を眺めてみると、オーソドックスなヌメ革やスタイリッシュできれいに色づけされた様々なクローム革も多数ありますが、最近のナチュラルの流行を受けてでしょう、タンニンなめしで、表面を均質に仕上げていない自然な感じのする革が意識されているようでした。
私たちの好きなタイプの革です☆
で、今回、いちばんどきどきしたのは、イタリアのタンナーのブースです。
イタリアの革というと、しなやかに柔らかくなめされた、比較的薄手の革のイメージがあるのではないでしょうか?
もちろん、そういったのもありますが、もろに革そのものみたいな仕上げのものも多くあるのです。
で、あるブースで釘付けになったのがこの革♪

おいしそうな肉みたいです(^^;
2ミリ強の厚みがあるのですが、意外と柔らかく、また獣脂(じゅうし)でなめされているので、独特な香り(香ばしいすごくいいにおい!)がします。
私たちで過去に使った革でいうと・・・・

これなんかと同じ匂いがします。
獣脂を入れてなめすをするのはイタリアが多いそうです。
この革、私たちの工房で撮影しているということは、、そうです。
あまりにじろじろみていたら、本当にジローラモさんに似た(そんなにチョイ悪じゃなかったですが^^;)ブースの方が「サンプルいりますか?」と英語で聞いてくれたので、お願いしてもらってきたのです。
革にくっついてるのは彼の名刺です☆国内の輸入元の会社さんの連絡先も教えてくれました。
多分、激しく高くて使えなそうですけど、機会があれば!と思ってます。
いろいろ見て回るのって、楽しいし、勉強になるのでいいですね(^^)
r.

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