欲しかった革が

皆さんこんにちは。お元気でお過ごしでしょうか?
連休後半の初日は一部を除いて全国的に雨模様のようですね。
東京も昨晩から途切れなく降り続いていて、雨足も相当です。


さて、、先日、かねてから欲しかった革が手に入る機会に恵まれました。
↓これ用の革です。昨年10月にアップしたステッチトートというバッグです。

このバッグはそこそこの厚みがあり、コシがありながらも柔らかい革じゃないと上手く作れません。
コシや硬さはタンニンでなめすことによって得られ、柔らかさは一連のなめし工程で行う加工や、使う材料(油とかいろいろ)を含む技術によって得られます。あと、なんだかんだいっても原皮の性質が一番大事だったりもします。
日本で流通している牛革の原皮の多くは北米産だと聞きますが、このステッチトートで使ってる革はヨーロッパ産です。
切ったり縫ったりいじったりしていて感じるのですが、ヨーロッパ産は革の繊維が細かくて詰まっているような気がします。
好みがあるので一概には言えませんが、しっとりとしなやかな風合い、割と革のそのままの表情を活かした仕上げ、重量感、などが個人的に気に入っています。
この革、問屋さんの倉庫で発掘して気に入り、この風合いを生かして、、ということでステッチトートのデザインを考え、いくつか作ったのですが、問屋さんの在庫が一旦尽きたということで、同じものは作れなくなっていました。(違う革で一度作ったのはこちらです)
ちょっと変わったデザインだったせいか、再制作のお問合せをいただいたこともあったのですが、こんな事情をお伝えして、ご容赦いただいていました。
が、先日、別の用があって同じ問屋さんを訪ねたところ、どこからどう出てきたか、この革が出てきたのです。
この革は海外でなめしているので、それなりにまとまった量がないと再発注できません。聞いたところでは、直近、再発注して入荷したわけではないようで、以前からの在庫の一部のようです。。
一度は無くなったと聞いていたので、いまいちよくわかんないのですが、めぐりあわせに感謝することにして、あるだけ買わせていただきましたー。(といっても3枚だけですが)
で、その革はこちらです。

個人的にもステッチトートのデザインは気に入っているので、いくつか作ってみようと思っています。
こんな感じになる予定。。楽しみです。



それでは失礼します。
連休を楽しんでくださいねー。

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