ふだんぎが3色に。

皆さんこんにちは。
9月に入って、朝夕が過ごしやすくなりましたね。
今日などはお昼も涼しかったので、窓を開けてクーラーなしで過ごしています。
風も適度に吹いて、とても気持ち良い一日です。
さてさて、先日リニューアルデビューしたイタリアンレザーのふだんぎトート
最初の段階でページに掲載したキャメルとブラウンに加えて、ネイビーも作ってみたのでお目にかけます。
これキャメル。

これはブラウン。

そしてこれがネイビーです。

ナチュラル系というと、依然、茶系が中心だろうとは思いますが、ネイビーやダークブラウン、はたまたブラックのような濃色も落ち着いた感じでいいんじゃないかなと思うのですが、、
皆さんはどれがお好みでしょうか~?
それでは失礼いたします。
ページの方にはモデル写真もありますのでよかったらどうぞ。

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やっと一区切り

こんにちは~。
暑い日々が続いていますが、暦は9月に入ったようですね。
先日、夕方にトンボを見かけました。
依然、セミの鳴き声は高らかですが、秋はすこしずつ近づいてきているようです。
さて。
昨日今日でたまっていたオーダー分の制作が一区切りついた感じになりました。
最終グループはballoonレザーショルダーと、

デイリートートSのキャメル、ショートハンドルの2つでした。

7,8月はほとんど休みなしでしたので、少々くたびれました。
今日は美容院にでも行ってこようと思います~。

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イタリアンレザーのふだんぎ

皆さんこんにちは~。
しばらく間が空いてしまってすいません。
元気でお過ごしでしょうか。
さて、本日、イタリアンレザーで作ったふだんぎトートをお店にアップしましたのでお知らせいたします。
イタリアンレザーはこちらのデイリートートで使っているのと同じ革で、かねてより、これでふだんぎトートを仕立てるというのもアリだなぁ~。とは思っていたのですが、デイリートートのようなバッグは胴とマチが別パーツなのに対して、ふだんぎはひと続きになっていて、革一枚の面積が大きく、傷をよける関係で都合よくパーツがとれず、歩留まりが悪くなるので躊躇していました。
でも、気に入っているデザインですし、やってみたいな~という気持ちが勝りました。
で、出来上がったのがコチラです。
キャメルカラーです。

今回、スタイリング調整と容量アップということで、高さを3センチ高くしてみました。
雑誌やA4ファイルも入ります。

スタート段階でのカラーはキャメルとブラウンです。後々、ネイビーもやってみようかと思ってます。

手前味噌ですが、素材の良さと相まって、なかなかの存在感だなぁと眺めています。
製品ページの方もどうぞご覧になってみてください。
それでは失礼いたしますm(_ _)m

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9月の営業日のお知らせ

9月の営業日のご案内です。
13日(金) ,14日(土) ,27日(金) ,28日(土)
営業時間  11:00?16:00
ご来店お待ちしております。

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イタリアンレザーのロディアカバー発売します。(メイキングあり)

皆さんこんにちは。
連日暑くて大変ですね。
日本のあちこちで観測史上最高の気温を記録しているとか。
どんな背景があるのか知りませんが、なんか怖いですね。
熱中症にかからないように、お水や塩分の摂取を忘れないようにしないといけないですね。


さて、しばらく前のエントリーでお知らせしましたロディアカバーを発売することとなりましたのでお知らせいたします。
ネットショップ・実店舗、それぞれのお客様からリクエストをいただいておりましたので、やっと発売にこぎつけることが出来てほっとしています。
上記のエントリーではブラウン一色でしたが、ブラウン、キャメル、レッド、ネイビーの4色からお選びいただけるようにしました。

発売を記念して、恒例のメイキングを披露させていただきます。
写真が30枚以上あります。最後までよろしくお付き合いくださいm(_ _)m
まずは革の裏処理です。
革の裏はご存じのとおり起毛したような感じになってますが、これをツルッとした感じに仕上げるために、処理剤を塗ります。
仮に「処理剤」と書きましたが、イメージ的には洗濯のりのようにぬるっとした液体で、塗り込んで乾かすと、幾分硬くなり、表面はさらっと仕上がります。

赤い革で塗る前後の比較を。。
右の一部だけ塗らずにおきました。左側が仕上げ後です。光沢がありますね。

色のある革は表に使うものですが、裏の一部にヌメ革をあてます。このヌメ革の裏も同様に仕上げておきます。

仕上がった革です。
キレイに仕上がっているので革の表に見えるかもしれませんが、全部裏です。


では製作工程に移ります。
まずは表の裁断(左)と焼き印(右)。

革の表側にマスキングテープで目印をつけます。

この目印に沿って、革を薄くする機械を通しますと。。。

革の裏側がうすーく削ぎ取られます。
要は折れ曲がりやすくするための加工なのですね。

でも、そぎ落としたところは、冒頭でお目にかけた裏処理の成果も一緒にそぎ落とされてしまい、元通りの起毛状態になっているので、補修しておきます。

裏側にあてるヌメ革たちです。

フラップの裏側に来るポケット革にはロゴの焼き印を。

こんな風に並びます。

表の革にあててみましょう。こうですね。

ヌメ革のふちは線を付けて見栄えを良くします。

直線の3辺は表の革と縫い合わせた後で磨きをかけますが、曲線のところを仕上げるのは縫い合わせる前じゃないとできません。ので、今やっときます。

表の革にオス側のホックを留めます。奥に見えるのはハンドプレスという機械。
ホックの金具を挟んでギューッとカシメます。

ヌメ革の部品を所定の位置に仮止めして、いよいよ縫いつけです。

パチンととめたときに見えなくなる位置からスタートします。

1辺終わりました。

90度回転させて、再スタート。

このあたりでフラップ裏のポケット革が終わります。
よって、ここから先(しばらくの間)は表の革1枚だけになります。

ということは、そのままの糸調子で縫っていると、革が一枚になって抵抗が少なくなる分、上糸が強くなってしまい、下糸が引き上げられて、ハリが通った穴から下糸の色が見えるようになってしまいます。
よって、上糸を強く引っ張りすぎないように糸調子を調節してあげます。
当然、また2枚のところに差し掛かったら、糸調子は強めに戻します。

そんなこんなしながら、スタート地点+3目ほど重ね縫いした位置で縫い終わりです。

クローズアップ。
右側にぴょんと出てるのが、縫い初めの上糸と下糸。左側が縫い終わりのそれです。

次にメモパッドの裏表紙を差し込む革の下辺を縫います。
ここですね。

丁度の位置に線を引いて、、

縫います!

糸の始末をして、周囲の仕上げに移ります。
カドは90度のままですね。

ここを軽く丸めます。昔懐かしい彫刻刀を使います。
彫刻刀を手にする度に、「彫刻刀の前に手をおいちゃだめよ!」という先生の忠告を保健室で泣きながら思い出した昔が鮮明によみがえります。

次に、コバ(革の端)にやすりを掛け、平滑にします。
ちょいわかりにくいですが、左側がやすり掛け後、右がやる前です。

次に表の革と同じ色をさします。
クラフト染料といわれる着色剤です。

次いで、仕上げ剤を塗って磨き上げます。

シュシュッと。
で、一旦磨きあがったら、もう一度削るところからやり直して、さらに平滑になるように仕上げます。

最後にホックを付けて(コバ処理の前でもいいんですが;;)出来上がりです。

コバが美しく輝いています☆

切りっぱなしでラフな作風もいいですが、こういった小物をきっちり作り込むのもまたいいものです。
サイトのページはこちら(No10用No11用)です。
併せてごらんください。


それでは失礼いたします~~。

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ランチトート

皆さんこんにちは~。
今日は暑いみたいですね。
朝からエアコンをつけて作業しています。
ここのところツメて作業をしているからか、夏バテのせいか、身体が重いです。
来週末には2日ほど休暇をとるので、リフレッシュしたいと思います。


さて、週初からランチトートを制作していて、本日やっとおわったので写真をご覧に入れます。
といっても、前回のすっきりショルダー同様、飛び飛びですのでご了承くださいm(_ _)m
最初は胴とモチテの写真から。。
胴は左右と下辺のぬいしろ&上部の折り返し部分を薄くしてあります。
モチテは出来ちゃってます。両端を薄くして折り返し、中央に折り返しを容易にするための溝を掘り、たたんでステッチしてあります。
このほかにも部品がありますが、追々。

胴の裏側にモチテをハンドステッチで留めます。

モチテを付け終わったところです。

胴を中表で縫い合わせます。
ミシン作業の一番の注意点は縫い合わせるパーツがずれないようにすること。あるいは故意にずらす場合はズレ量をできるだけ正確にコントロールすることです。
今回はずらしたりしないので、意図しないズレが起きないように気をつけます。
この革は表がわりと平滑なので、ずれやすい方です。手指はもちろんのこと、必要に応じて目打ちでズレを防ぎながら縫い進めます。

それに加えて、最近やってみてるのがこの裏ワザです。
しばらく前に思いついてやり始めたのですが、割と良好。
厚さ0.2ミリのゴムシートを挟んでるのです。この状態で手で押さえると、これだけでかなりズレが抑制されるので、縫い合わせる部分のコントロールだけで乗り切ろうとするよりも、気持ちに余裕がでます。
(自分にとっての裏ワザなので、どこかの世界では常識かもしれません)

3辺を縫い終わりました。

この状態でローラーを使って縫いしろを折り返しておきます。

その後、マチを縫います。

袋のカタチになったら、縫い合わせの両脇にステッチを入れます。

内布のパーツです。
ゴアテックスの布に口周りの革をミシンして、革の内ポケットをつけます。

ファスナーの準備。
30センチ強に切って、両端から2センチ弱ほどの部分の金属をニッパーで取り除きます。(「ムシ」と呼ばれます)
ファスナーの終わりの方には、一番下に見える金具を挟んで留めます。
頭の方には、ファスナーの引手を通して、Uの字のカタチの金具を挟んで留めます。
Uの字を留めてしまうと、以後、引手は外れなくなります。

ファスナーを取り付ける革の部品を作ります。どういう呼び方が適切なのかわかりません。

両端に仮止め用の両面テープを付けて、、。

ファスナーを挟んでミシンで留めます。

写真がすごく飛んでしまいましたが、出来上がりです;;;
内布の上部にファスナーを縫いつけてから、内布同士を袋状に縫い合わせ、既に縫いあがった表の革の中に落とし込み、口周りを縫っています。

上から見るとこんな感じです。

再度正面から。。

イタリア革でつくったらどんな感じなんでしょうね~。
いつかやってみようかな?

それでは失礼いたします~~~。

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すっきりショルダーできました~。

皆さんこんにちは~。
今日の東京は曇天気味で、日射は厳しくないものの、ムシムシしています。
窓を開けて扇風機だけでなんとかしのいでいます。


さて、先週後半から取り組んでいたすっきりショルダーバッグがやっとできました。
今回、一度に6個制作したのですが、これだけの数を一度にやるのは初めてでした。
結局丸々3日かかり、なかなか大変でしたが、いい経験になりました。
イッパイイッパイな感じで作業していたので、とびとびではありますが、いくつか写真を撮ったのでお見せしておきます。
作業工程の説明というより、ハンドメイド風景のイメージ写真といった感じでごらんください。

材料の段階。胴部分とベルトです。
裏返しになっている左側の革をご覧いただくとお分かりになるかと思いますが、革の周囲とダーツの縫い代部分は相対的に薄くしてあります。
胴部分が1.8ミリなのに対して、縫い代部分は1~1.2ミリ程度です。

縫いつけた胴部分です。
縫ってひっくり返したばかりの状態はもっとボコボコしていますが、縫い合わせの部分を裏側からローラーでゴリゴリとこすって、形を整えるとこうなります。

ベルトを縫いつけます。
ここのとこだけは手縫いです。

ファスナー。
皆さんが手芸店などでお求めになるのは規定の寸法にカットした製品ですが、ナチュラルセットでがファスナーやさんから長いものを買ってきて、必要な寸法にカットして準備しています。

内布の裁断。

縫製。
内ポケットに革タグをつけて縫いつけたところです。
ダーツも縫ってあるので、あとは二つを縫い合わせるだけです。

空っぽの胴を上から。。
口をあけて内布がやってくるのを待っています。

内布をセットしたところ。
細い両面テープで仮止めしてあります。

ファスナーをセットしたところ。
ファスナーも同じく細い両面テープで仮止めし、要所はマチ針で留めています。

ぐるっと縫ってできあがり☆
といってもすぐこうなるのではなく、縫い糸の始末。チャーム用の革タグの制作、ファスナーの革ツマミの制作、口周りの色差しなどを行います。


同包品があるお客様を除いて、本日発送させていただきますので、しばらくお待ちくださいませ~~m(_ _)m
それでは失礼いたします~。

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鋭意取組中

こんにちは~。
今朝は風が気持ちよかったので、窓を開けて風を通したりしながら一日をスタートしたのですが、気が付いたらそのまま一日の終わりを迎えているじゃないですか。
クーラーもいらない一日。
まあまあ涼しかったんですね。。
さて、連日バタバタとしています。
バッグ作りで身体も手も動きっぱなしです;;
昨日からすっきりショルダーバッグ(ファスナータイプ)をやり始めました。
6個同時に作っています。

今日までで胴部分の裁断と厚みの調整、ベルト制作。まで終わりました。
ベルトはただの切りっぱなしのように見えますが、切って、面取りをして、色を指して、磨いて、ステッチして、金具を付けて、、と意外と手がかかります。
明日は胴にダーツを寄せて、縫い合わせて、ベルトを付けて、内布の裁断、、までイケるかな?という感じ。
明後日一杯で縫製はなんとか終えて、週明けに仕上げ終わって、、というところでしょうか。
頑張ります!

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8月の営業日のお知らせ

8月の営業日のご案内です。
9日(金) ,10日(土) ,23日(金) ,24日(土)
営業時間  11:00?16:00
ご来店お待ちしております。
なお、8月は手創り市の参加予定はございません。
鬼子母神(18日)は用事で申し込みませんでした。千駄木(25日)は抽選に漏れてしまいました。。

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長財布にモチテ

こんにちはー。
昨日は局地的な降雨に見舞われて大変でしたね、
隅田川の大花火大会は曇天のなか、なんとか開催にこぎつけたものの、ゲリラ中のゲリラとも言える雷雨に阻まれて、同花火大会開始以来初の中止に追い込まれたようです。
ぼんやりと、打ち残った花火はどうするのか?と考えてしまいます。今回は例年+5000発の22000発を計画していて、開始30分で中止になったので、余りまくったはず。
この夏、日本全国で花火大会が開催されるでしょうから、そこで消費するという手もあるかもですが、どの大会においても、事前に納入業者さんが決まっていて、計画的に花火を作って準備していると思います。
よって、隅田川で残ったからそちらで使ってくださいよ~、半額でいいですから。とはならないのではないか。
だとすると、意外と現金化する方法がなくて、来年まで保管しておけるのかな?シケちゃってだめになる懸念があるなら、廃棄?でも、火薬なので、適当に分解したくらいでは危ないだろうし、、。
花火業者さんには代金が支払われているとは思うのですが、残された現物の処分は結構厄介なのではないでしょうか。
どなたか、対処をご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。


さて、表題にある件。長財布にモチテを付けるというのをやってみました。
7月15日の鬼子母神にいらっしゃったお客様がイタリアンレザーの長財布を手に取られて、「近くに自転車で買い物に行くときにお財布だけぶら下げていくので、ストラップをつけられないでしょうか・・・。」とご相談いただいたのがきっかけです。
最近、お財布そのものに持ち手やななめ掛けのストラップをつけたりした製品がありますね。ああいうイメージなら出来そうだなと思ったのでお引き受けすることにしました。
これがお財布ですね。イタリアンレザーのノンウォッシュタイプ。はじっこは磨いて仕上げてあるやつです。

鬼子母神で話をし始めた段階では、両端の上部に小さな金属の輪っかをカシメで付けて、その輪っかにストラップを通す感じで考えたのですが、ちょっと艶やかな雰囲気のお客様だったので、かすかに存在感のある金具を使ってみるのもいいかな~と思って、こういうのを見繕いました。

この金具はそれぞれの下部にネジ穴が切ってあって、取り付ける対象物を挟んでネジで留めて固定するようになっているので、お財布を開いたこの位置に下穴をあけて、、と考えました。

しかしながら、長期の使用を考えた場合、金具がついている部分だけが上に持ち上がって、相対的に中央がタレる感じになるかもしれないし、少なくとも、金具がついている部分に負荷が集中するのは避けたいなと思いました(腕に通して自転車にお乗りだとのことでしたし~)
ということで、薄手の鋼でこういう形のパーツを作りました。

これに、お財布とおそろいの革を薄く加工して巻きます。

これをこのようにあてて、

ネジを締めるとこんな感じに。
上部は目論み通りしゃんとしています。

ベルトを作ります。
厚さ2ミリと0.5ミリほどに調整したお揃いの革を貼りあわせて、12ミリの幅に裁断して、両端をミシンで縫って、フチを磨き上げます。

最後に両端にカシメ用の穴を4つ開けました。

これを金具に通してカシメで留めて出来上がりです。
ベルトの長さは金具込で35センチ。金具類は10円玉っぽい色のメッキで揃えました。

ご来店でお引き取りだったので写真を撮らせていただきました。
ラズベリー色のワンピースがよくお似合いでした☆


それでは失礼いたします~~。
あと、8月の手創り市は18日に鬼子母神、25日に千駄木がそれぞれ予定されているのですが、前者は都合で参加できず、後者は抽選に漏れてしまいました;;
ということで、8月のイベント参加はナシです~~m(_ _)m

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