欲しかった革が

皆さんこんにちは。お元気でお過ごしでしょうか?
連休後半の初日は一部を除いて全国的に雨模様のようですね。
東京も昨晩から途切れなく降り続いていて、雨足も相当です。


さて、、先日、かねてから欲しかった革が手に入る機会に恵まれました。
↓これ用の革です。昨年10月にアップしたステッチトートというバッグです。

このバッグはそこそこの厚みがあり、コシがありながらも柔らかい革じゃないと上手く作れません。
コシや硬さはタンニンでなめすことによって得られ、柔らかさは一連のなめし工程で行う加工や、使う材料(油とかいろいろ)を含む技術によって得られます。あと、なんだかんだいっても原皮の性質が一番大事だったりもします。
日本で流通している牛革の原皮の多くは北米産だと聞きますが、このステッチトートで使ってる革はヨーロッパ産です。
切ったり縫ったりいじったりしていて感じるのですが、ヨーロッパ産は革の繊維が細かくて詰まっているような気がします。
好みがあるので一概には言えませんが、しっとりとしなやかな風合い、割と革のそのままの表情を活かした仕上げ、重量感、などが個人的に気に入っています。
この革、問屋さんの倉庫で発掘して気に入り、この風合いを生かして、、ということでステッチトートのデザインを考え、いくつか作ったのですが、問屋さんの在庫が一旦尽きたということで、同じものは作れなくなっていました。(違う革で一度作ったのはこちらです)
ちょっと変わったデザインだったせいか、再制作のお問合せをいただいたこともあったのですが、こんな事情をお伝えして、ご容赦いただいていました。
が、先日、別の用があって同じ問屋さんを訪ねたところ、どこからどう出てきたか、この革が出てきたのです。
この革は海外でなめしているので、それなりにまとまった量がないと再発注できません。聞いたところでは、直近、再発注して入荷したわけではないようで、以前からの在庫の一部のようです。。
一度は無くなったと聞いていたので、いまいちよくわかんないのですが、めぐりあわせに感謝することにして、あるだけ買わせていただきましたー。(といっても3枚だけですが)
で、その革はこちらです。

個人的にもステッチトートのデザインは気に入っているので、いくつか作ってみようと思っています。
こんな感じになる予定。。楽しみです。



それでは失礼します。
連休を楽しんでくださいねー。

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看板

おはようございます。皆さんお元気ですか?
今日の東京は雨です。
晴れは手放しでいいけれど、雨の日も風情があっていいですね。
今週も開店に向けた準備で気忙しくしていましたが、週末の雨音を聴きながらブログを書いています。


これまでにお知らせしておりますように、自前のハンドメイドの革モノの他に、雑貨や食器類など、新しいものも古道具も含めて、心惹かれる商品があれば、お店に並べる予定でいます。
そんな候補を見つけに、先週の土曜日、群馬の森クラフトフェアに行ってきました。
群馬県立美術館と歴史博物館のある敷地内の広場で開催されていて、今回で第12回目とのことでした。
会場には、地元群馬の作家さんはもちろんのこと、遠くは北海道や中国地方から参加された方もいらっしゃって、層の厚さを感じました。
今回、特定の何かをめがけて探しに行ったわけではないのですが、素敵なガラス製品と陶芸品を見つけることができたので、自己紹介と取扱のお願いをして、早速その場で数点、買わせていただいて帰ってきました。
また機会を改めて、ご覧に入れることにします。

先週後半からお店の看板作りに取り組んでいました。
建物自体は表通りからひっこんだ通路の奥、といった感じなので、看板らしい看板はいらないと考えているのですが、表通りには「ここですよ。」とアピールするものが必要です。
当初検討した際は、古い板切れとか、さびさびの鉄板、アンティークの子供椅子などを素材として使うなど、いろいろ考えていたのですが、最終的に真鍮の板を三角におりたたんで、頭をリベットで留めただけのシンプルなものにしようということになりました。
といっても、そのまま看板屋さんに伝えて作ってもらっても、汎用のスタイルではないので結構高くなることは目に見えています。ということでハンドメイドしました。
知人で金属材料を仕入れることができる方にお願いして、厚み1.5ミリの真鍮の板を分けていただきました。
聞いたところでは、こういった材料の規格サイズは幅35センチ、長さが120センチに決まっているらしいので、そのサイズ内で出来るように図面を書きなおし、長さはそのままで、幅を25センチで切ってもらいました。

で、組み立てた状態がこちらです。
1.5ミリの厚さなら、しっかり筋をつけておけば、なんとか曲げることができるだろう。。と頭の中で考えていたのですが、トンでもありませんでした。
筋はつけてみたものの、びくともしないので、折り目が丈夫な机の天板の端にくるように、クランプで固定して、全力で曲げました。
かなり大変でした。。

頭のところは、ドリルで穴をあけて、同じ真鍮製のリベットで適当に留めてあります。

さて、ここから文字を書いていくわけですが、フリーハンドという訳にもいかないので、文字のところだけ塗装できるようにマスキングをして、耐候性のあるペンキで塗ることにしました。
・まずはパソコンで作ったデザインデータをもとに、カッティングシートに切り目を入れます。

・不要なところをはがして取り除いていきます。ローマ字はなんてことないのですが、漢字はなかなか厳しい・・。

・暮らしという文字には「日」の漢字が二つ含まれているんですね。下の日の中身はなんとか残せたのですが、上のについては細かすぎてダメでした。
上の枠のふちに沿って、細筆で「口」を書いて、最後に横棒を一本入れて「日」にすることにします。

・他の字の剥がし作業中に、左手で触って、パーツがなくなってしまっては大変なので、マスキングテープを使って適宜押さえておきます。

・剥がし終わったら、看板に貼り付けます。

・マスキングテープをはがして、準備完了です。

・水性塗料は筆が水で洗えるし、乾くと耐水性があるのですが、塗膜がより硬くて、耐候性の高い油性塗料を用意しました。
下の細い筆は「暮」の字の上の「日」用です。。

・マスキングされていないところを中心に塗っていきます。不要なところを取り除く作業の時とは一転して、テクニックは全くいりませんね。

・塗り終わりました。

・数時間待ちます。。水性塗料だと、数時間で手につかなくなりますが、この油性塗料は丸一日かかるようです。。。がしかし、そこまで待っていてはいけません。真鍮板の乗っている塗料と、マスキングの上に載っている塗料とが硬化してつながってしまうと、うまくマスキングがはがれなくなります。

・ということで、塗料がまだ柔らかいうちに剥がし始めます。「革」や「の」の中身や、剥がす方向の関係でいくらかシートが残りますが、あとで剥がしましょう。

・残った部分には、乾いていない塗料が乗っています。雑にやると他のところにについてしまうので、はカッターの先をつかって丁寧に浮かせて、浮いた傍からピンセットで除去します。息が詰まります。

・剥がし終わったところです。
塗料はまだ乾いていませんので、撫でたら終わりですが、一日たてば完成です。


オープンしたら、いい目印になってくれるといいですね。
フリーハンドが含まれる「暮」の字に微妙な味が漂っていますが、あまりじっと見ないようにお願いします。。


昨週、第47回目の義援金を振り込んできました。
これまでの累計でティッシュカバーが141個 しおりが38個 コースターが13組で、寄付総額は224,800円となりました。
お買い上げいただいたお客様はこちらでご確認ください。
私たちの義援金商品、機会がありましたらどうぞご利用くださいね。



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マイページができました

会員登録をしていただいてる方に便利なマイページができました。
これまでご購入いただいたお買い物履歴の閲覧や、お気に入り商品登録、会員登録情報の変更などができます。
・お気に入り商品登録について・・
商品ページの「カゴに入れる」ボタンの下にある「お気に入りに追加」ボタンをクリックすると登録され、マイページのお気に入り商品一覧に表示されます。
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どうぞご活用ください!

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ラッピングが変わりました。

久しぶりに、私makkiが書きます。
ひさしぶりすぎて緊張ー・・
このたび、気分一新!ということで、ラッピングのセットが変更になりました。
いつになったらオープンするのか自分でも不安になってくる、実店舗ですが^^;
カウンターやら棚やらの黒光りする渋い色と、コンクリ床に白い壁の空間に包まれていると、真っ白な気分になってきて、袋も真っ白にしたくなってきました。
というわけで、純白の袋を縞々のひもで結んで・・
こんな感じにしてみましたー。


チョウチョ結びがうまくできない場合は、写真真ん中のラッピングのように、交差部分で固結びをした上に革タグシールを貼っていただくと簡単です。
セット内容は「白い袋・ひも・革タグシール・メッセージカード」の4点です。
袋はサイズが4種類。ひもの色は2種類からお選びいただけます。


詳しくはこちらをご覧ください。
“商品に合うサイズがわからない” とか “袋に入らない” などわからないことがありましたらお気軽に質問して下さいねー。

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もろもろ

皆さんこんにちは。久しぶりのブログです。
日々、ブログにかけそうな出来事が起きているものの、お店の準備に手と頭をとられて、なかなか筆をとれずにいます。
今日は暖かなせいか、頭もすっきりして作業の進みが良いようで、時間に余裕が出来たので、こうしてパソコンに向かっております。


まず、作り物の方から。
4月の初頭に麻帆布と馬革のウォッシュトートを作りました。
お陰さまでポツポツご注文をいただきました。

で、先日、追加で作る機会があったので、ちょっと遊んだ感じのも、と思い、こんなのを一つ作ってみました。

はじっこ革をパッチワークして、まわりをかがってあります。

私たち的にはなかなか好みなのですが、こういうのはいかがですか??
お好みの方にお譲りしますので、こちらのページからご注文ください。<価格は通常の商品と同じです。>

次にお店準備の方。
壁に造りつけの飾り棚や、移動できる棚については先日ご案内の通りですが、今回はお部屋の中央に置く平らな棚を御紹介します。
これです。

建設現場の「足場」としてつかう板をリメイクしてつくった板と、アイアンの脚を組み合わせてあります。
板は通販で買いましたが、脚はジャストサイズのがないので、作ってもらいました。
納品していただいた際には、ねずみ色の鉄の生地そのままの色でしたが、DIYで黒さび加工をして、お部屋の雰囲気に合わせました。

高さは73㎝なので、ちょうどテーブルや机と同じ高さです。上に何も乗せていない写真だけみると、カフェのようにも見えますね。

お店関係でもう一つ。
先日ご紹介したこちらのカウンターですが・・・。

こんな風に照明を付けてみました。

工作はこんな風にしてあります。
電球が直接見えないように、天板や棚板の下に木材を付けて、その木材の奥に小さな電球を連ねて付けました。

先日ご紹介した壁の棚の照明では、ソケットがたくさんついている業務用の屋外の照明を手直しして使ったのですが、今回は2段で合計6個だけで、同じことをやると割高になってしまうので、電球のソケットやコード、コンセントを秋葉原で買ってきて作りました。

もう一度作り物の方。。
先日、ペンケースをアップしたのですが、お陰さまで一旦品切れになりました。

が、昨日、頼んでいた革が来たので、昨日より再制作にかかっています。
出来上がりましたら、またアップします。

今日は以上です。
暖かになってきたのはいいのですが、季節の変わり目で体調を崩すこともあるようです。
お気を付けになってくださいね。
それでは。

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カウンターや棚

皆さんこんにちは。
春の嵐にもまれ、花粉に苛まれ、日々大変ですね。
でも、すこしずつ暖かくなってきてるのは助かります。おかげで今週末あたりは各所で桜が見ごろだそうです。沢山の人手で賑わいそうですね。


さて、何度かご紹介していますお店の準備シリーズとして、今日は棚や机をご覧にいれようと思います。
まずはカウンターです。
早速見てください。

カウンター。ですから、立った状態でちょうどよい高さ、手前に引出があって。ちょっと古いもので。。くらいのイメージで、ネット中心に探していたのですが、しっくりくるものが見つからないので、思い切って益子の古道具屋さんに出かけてみて見つけたものです。
とても気さくなお店のスタッフさんによると、明治創業の藍染屋さんが対面で接客する場において使っていたものなんだそうです。
写真むかって奥の方に椅子をおいて、お店の方が座り、手前側にお客さんがうろうろするような使い方だそうで、畳に座布団が当たり前だった当時、こんなカウンターをこしらえるお店なんて相当ハイカラですよねー、と説明してくれました。
そして特に惹かれたのはお客さん側の造りです。
3段の棚があって、商品が並べられるようになっているんです。
藍染の布かなんか並んでいたんでしょうか。。戸にはまっているガラスも当時物で、おそらく国産最初の頃のガラスだろうとのことでした。
ガラスの奥を覗いて、顔を左右に動かしてみると、ゆらゆらと揺れて見えます。なんだか当時がしのばれます。

お店側に回ってみると、こんな風に引出が三つ並んでいます。
お店の道具をしまっておくのに具合がよさそうです。

取っ手周辺をアップで撮ってみました。
黒々とした木にくすんだ鋳物の取っ手がついています。菊の花をモチーフにしているのでしょうか。

さて、次は引出棚です。
使い込まれて、くすんだ薄緑色のペンキが剥げ、とてもいい感じ。
ある職種の現場で使われていたものだそうです。おそらく注文で作ったものだろうとのこと。真ん中のつまみを片手でつまむだけで開閉できるようになっています。

いくつかつまみ出すとこんな感じ。

どんな職種かわかりますか?
上のフタを開けたところは、こんなふうに薬瓶をならべておく場所なんだそうです。。。わかりましたか?歯医者さんです。

薄い引出は、総じて細身の治療道具をしまうのに都合がよさそうですよね。
その昔、虫歯をガリガリやられて、手に汗を握っていた子供たちには申し訳ないですが、剥げたペンキのノスタルジーに癒されます。
次は棚。正確には本棚なんでしょうね。
黒い木肌の細かい筋に白い塗料が刷り込まれているもので、古道具屋さんではよく見かけるタイプです。昭和のものだそうです。

こちらはどうですか?
これは一回り小さくて、少し華奢な感じですね。明治のものだそうです。
黒くすすけていて、時代を感じさせます。

この角度なんてどうでしょう?
何を並べても映えそうです。


長文お付き合い有難うございました。
開店に向けて、サイトをリニューアルしたり、バッグペンケースなど、ピッチを上げて制作したりしています。
早くオープンに漕ぎつけられるように頑張ります。

昨週、第46回目の義援金を振り込んできました。
これまでの累計でティッシュカバーが138個 しおりが38個 コースターが12組で、寄付総額は219,670円となりました。
お買い上げいただいたお客様はこちらでご確認ください。
私たちの義援金商品、機会がありましたらどうぞご利用くださいね。



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実店舗の営業スケジュールはこちらで。

昨年よりご案内しておりますとおり、今年前半に実店舗のオープンを予定しております。
営業日は、今のところ隔週の金曜日を予定しています。
営業時間も含めて、正式に決定しましたら、こちらでお知らせいたします。

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棚の補強と間接照明設置

こんにちは。いかがお過ごしですか?
今日は終日しっかりとお店の造作の作業をしましたので、ちょっとご報告です。
以前ご案内した通り、壁にはすでに棚板を付けてあります。
板は建設現場の足場に使われていた板をリサイクルしたもの。棚受け金具は、かっこいいのは高いので、安いL字型の金具を削ってデコボコに削ってさび加工。うまく取り付けられたのですが、棚板1.5メートル幅に対して、金具が2個だけだったので、指で強めに押し下げると若干びよんびよんしていました。
ま、軽いものしか置かないから大丈夫。と言い聞かせていたのですが、雑貨も置くしなぁ。。と少しずつ不安が募ってきていました。
そこに来て先日、棚に置いた商品の前に立って眺める際、電球が背中側に来るので、陰になることに気づきました。あまり明るく照らすと雰囲気が出ないので、多少暗くてもいいかな。。。とも思ったのですが、棚のところに間接照明でも入れて、やさしく照らしてみようかということになりました。
そうなると、棚板の下に電球などを取り付けることになり、重さが増してしまいます。
前々から漠然と気になっていた棚板の補強が喫緊の課題に急浮上。まだオープンもしていないのに、いきなり棚板の補強と、間接照明の取付けを同時にやろうということになりました。
こういう工程をこまかく解説しても、皆さんの生活の役には立たないと思うのですが、作業しながらなんとなく写真を撮ってしまったし、ひょっとしたら、遠い将来にお店をオープンする運命がないとも限りませんから、後学のためにご覧いただければと思います。。


これが補強前の棚の状況です。
棚板1枚当たり二つしか金具がなく、また、金具の間隔も1メートルあるので、板を買った業者さんのサイトの説明によると、1.2キロしか載せられないように書いてありました。
今回、まったく不安のない状況に向かえるので精神衛生的に◎です。

以前御紹介した自作金具です。
前回はパーツの全てをさび加工したのですが、後でご説明する通り、棚の下に照明を入れる関係で、棚の下の部分の金具は見えないことが分かったので、横着して半分だけ錆びさせました。

追加の金具を取り付けましょう。。
この壁は漆喰(しっくい)を塗ってあるのですが、その下は石膏ボードです。石膏ボードに直接ネジを入れても、石膏がくだけて空回りしてしまうので、アンカーと呼ばれるネジの土台のようなものを打ち込まなければなりません。
というわけで、そのアンカーを入れるための下穴をあけます。

穴が空いたらアンカーを入れます。
一番下の穴に入ってるやつです。

アップ写真でご覧ください。
左の状態で穴に入れて、棚受け金具はまだつけないで、付属のネジを締め込み、きつくなったらネジだけ外します。
すると、右のようにガニまたが拡がり、頭のところのえりまきとガニマタの膝で石膏ボードをしっかり挟み込む恰好になります。

アンカーが三つ打てたので、自作金具をネジで留めます。

上の方のネジ穴には、チビのネジを入れて、棚板を固定します。

無事、付きました。

棚板1枚当たり3つになって、だいぶしっかりしました。安心です。
最初からこうしとけばよかったですね。


では次に間接照明を仕込みます。
棚の下に取りつけましょう。まずは下見。。

こんな風に狭い幅で切った木を取り付けて、照明が直接見えないように目隠しする予定です。

使う照明は、はやりのLEDがテープ状になっている材料があるらしいのですが、1メートル数千円と高いし、明るさを調節できないしで、ピンときません。
そこで、木とか建物とか、屋外の商業施設のイルミネーション用の機材が使えないかな?と思い、探してみましたらありましたありました。
5メートルのコードに、20センチ間隔で小さい電球が取り付けられるようになっています。また、これが連結できるようになっているというスグレモノです。

目隠し板の裏側にソケットを等間隔で付けるために、並べて目印を付けます。

うまい具合にソケットの根元に二つずつ穴が空いています。ここにネジを通して留めていきます。

取付けが終わりました。
棚は3段あって1段に25個、合計75個も留めました。電気の工具ありがとう。

ソケットの取付けが終わった目隠し板を棚板の下にネジで留めましょう。

取付け終わりました。正面から見ると、しゃがんで覗き込んでも配線が見えません。
上手くいきましたね。

ここに小さな電球を取り付けます。
お部屋の蛍光灯の一番小さい球のアレです。常夜灯というらしいですが、これ用の電球を買ってきました。
ホームセンターで2個98円でした。
全部びっしりつける必要はないので、20個ほど、適当に付けました。

スイッチON!
おおー。いい雰囲気です。なぜか旅館に行きたくなりました。。
商品が揃ってなくてよければ明日でもオープンできそう(笑)

デジカメポーチも顔色が良いと喜んでいます。

ハンドメイドとも革とも全然関係ない記事を読んでいただいてありがとうございます。
こうやってなんでも自分でやってるので、いつまでたってもオープンできずにいますが、目下のところ、5月にはなんとか!というノリで頑張っています。
どうかあたたかく見守ってくださいm(_ _)m

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パスケース

皆さんこんにちは。いかがお過ごしですか?
昨日は春分の日、今日から太陽が出ている時間の方が長くなります。
気候の方もすこしずつ寒さが和らいできているのに加えて、日没時間も遅くなってくると、気分的にも穏やかになってきますね。
さて、お店準備の方、ゆっくりと進んでおります。
壁に造りつけのかざり棚は以前お知らせしましたとおり、出来上がったのですが、移動可能な普通の棚がいくつか欲しいのと、お店には必須のカウンターもまだ;;だったので、古道具系で適当なものをということで、ここしばらくネットで探していました。
しかしながら、なんとなくピンとくるのがなく、らちが明かないので、春分の日の昨日、久しぶりに益子の古道具屋さん2件に出かけてきました。
お邪魔したのはantiques古道具屋さんと仁平古道具店さん。
アンティーク古道具屋さんで掘り出し物を見つけました。棚2本とカウンターです。
掘り出し物といっても、ビックリするほど安い!ってわけではなかったんですが、なかなか見かけない味わいのもので、どちらも明治時代のものということでした。
お店に陳列されている商品を眺めていても思うのですが、昭和のものに比べて、大正や明治のものは、鈍い光を帯びた黒々とした表情を湛えていて、ただ単に古くて味わいがあるなーという域を超えた凄みのようなものを感じます。
潜り抜けてきた時間の長さが違うからでしょうか。
値段もその分、ちょっと高めでしたけど、凄みに敬意を表して購入しました。
来週くらいには届くと思うので、またお目にかけたいと思います。

さてさて、次は制作の方の御紹介です。
長らく、パスケースを切らしたままになっていたのですが、お客様から再販の予定は?とのお問合せをいただいたのを機に少し作りました。
制作の途中で、気が向いたので、写真を細かく撮りました。
分解写真形式でお目にかけることにいたします。。。
まず、パーツを切り出します。
どう組み立てるのか、一見してお分かりですよね。
下段の2枚を貼りあわせて芯にして、上段の2枚が裏表からはさむ恰好になります。

芯になる2枚を合わせるわけですが、ただ貼りあわせるだけだと、合計4枚が合わさることになって、フチがもったりと分厚くなるので、革の裏側の周囲のところを少し薄くしておきます。
(白っぽくなっているところが厚みを減らしてある部分ですよ)

クラフト用ボンドをちゃちゃっと付けて貼りあわせます。

合せたら、ローラーで圧をかけて、よく密着させます。
厚みチェックその1
脇の部分=薄くしてある部分の写真です。

厚みチェックその2
上端の部分=薄くしてない部分です。
厚みの違いがわかりますか?

上端の部分にステッチをかけます。縁から2ミリくらいのところを縫っています。

焼印
表側のポケットのパーツの中央に焼印を押しておきましょう。

それではポケットのパーツの仮止めに移ります。
クラフト用ボンドを付けて、表のポケットを貼ります。

圧着を忘れずに。

裏側も同様に。。

両ポケットが付いたら、表側からミシンをかけていきます。
ポケットの両端の部分は少し力がかかるので、2重にステッチして補強しておきます。

縫いあがった状態です。

革の断面(コバといいます)の仕上げを行いましょう。
トコノールという商品名の仕上げ剤です。雰囲気としては木工用ボンドを薄めたような感じ。塗って浸み込むことで切り口を硬くし、磨き上げたときのツヤを増す作用があるようです。

断面を磨き上げるときは、へんな棒の溝にあてがい、素早く動かしてこすります。

これで完成です。

参考までに。。
今回、革の周囲の厚みを減らしてないのをわざと作って、比較の写真をとってみました。
左が薄くしてないもの、右が薄くしてあるものです。
薄くしてあるぶん、縁の下に空間ができてますね。ほんのちょっとのことなんですが、幾分すっきりした印象になり、握った感じも優しくなるのです。

写真の見た目がほとんど変わらなかったら一大事でした;;よかったです(笑)
一応、商品ページへのリンクも置かせていただきます。よろしかったらご覧ください。。


昨日、3月15日に、第45回目の義援金を振り込んできました。
これまでの累計でティッシュカバーが135個 しおりが38個 コースターが12組で、寄付総額は215,540円となりました。
お買い上げいただいたお客様はこちらでご確認ください。
私たちの義援金商品、機会がありましたらどうぞご利用くださいね。



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電球

皆さんこんにちは。いかがお過ごしですか?
一昨日の東京は雪に見舞われてしまいましたけど、日に日に寒さが和らいできているのを感じます。
暦は3月。明日は桃の節句ですね。


さて、いろいろ事情があって、なかなかお店の準備が進まずにいたんですが、ここからピッチを上げていけそうな感じになってきました。
お店に置く商品には、私たちのハンドメイドの製品の他に、気に入った雑貨や生活用品などの仕入れ商品も並べてみたいと思っていて、メーカーさんや問屋さんとのやりとりも少しずつ始めています。
メーカーさんというと、正直いって敷居が高い感じがするので、丁寧に応対していただいたりするとくすぐったい感じがしますね;;
お店の中の準備の方ですが、、棚を作った件は、以前紹介させていただきましたね。
今回ご紹介するのは、小物ですね。ライト、というか電球です。
購入したままの状態で吊るすとこんな感じです。
特徴のある形の電球は、エジソンが発明した最初の電球の形を模したものなんだそうです。
後藤照明という会社の製品です。

アルミ製のシェードと電球の形のバランスがなんともいい感じなんですが、シェードに味が欲しいなと思い、紙やすりで細かくキズをつけてみました。左が加工後です。

その後、塩をかけてしばらく放置したのがこちらです。
日が陰ってから撮ったのでわかりにくいかもしれませんが、古道具屋さんでときどき見かける、昭和の時代のアルミのお弁当箱の風合いに少し近づきました。


昨日、3月1日にに、第43回目の義援金を振り込んできました。
これまでの累計でティッシュカバーが130個 しおりが38個 コースターが12組で、寄付総額は208,890円となりました。
お買い上げいただいたお客様はこちらでご確認ください。
私たちの義援金商品、機会がありましたらどうぞご利用くださいね。



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