三つ折財布を試作中です。

皆さんこんにちは~。
秋分の日を過ぎて、めっきり秋らしくなりましたね。
朝夕は肌寒いほどですが、おかわりなくお過ごしでしょうか?

先週の鬼子母神を終えて、一段落ついた後は、ここ一週間ほど三つ折財布の試作に没頭しております。
永らく長財布のみで、折り財布のリクエストを時々頂いていたのですが、なんらかオリジナリティーが出せないと腰があがらないので、なかなか手を付けられずにおりました。

そんな折、「コンパクトさ」に特徴をもたせたものなら面白いかなあという気になり、だったら二つ折りじゃなくて3つ折。
手のひらにすっぽり収まるような感じでやってみようと着手したわけです。

そこから一週間、製図と試作の日々が続いていたわけですが・・・・、三つ折状態でバランスよく収まるようにしないといけないので、一箇所寸法を変えると、関連して変えなきゃ行けないところが出てきて、二つ折りよりも難しいですね。
ちょこちょこ変えながら10個位つくりました;;

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製品は4色くらいで展開する予定。
ブラウン・キャメル・ワインレッド・黒・モスグリーンの革を仕入れてあります。
例によってイタリアの植物タンニンなめしの革ですが、背中やおしりに比べて繊維が柔らかく、こものつくりに向いているおなか側の革を特別に仕入れました。
用語では、両肩の革をダブルショルダー、おしりの方をダブルパッド、そしてこのおなかのところはベリーと呼ばれます。

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川口の暮らふと市には間に合うといいなと思っていますー。

それでは失礼致します~~。

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すっきりショルダーバッグ(黒)のメイキング紹介ですー。

皆さんこんにちは。
久しぶりにメイキング紹介のエントリをやってみようと思い、数日掛かりで原稿を書きました。

製品はタイトルにもあるすっきりレザーショルダーバッグの黒です。
今回はこれまで省いていた細かいところもフォローしたので、写真が全部で84枚にもなってしまいました。
ご自身でクラフトなさる方にも、またクラフトはしないけど、製法に興味がある方にも楽しんでいただけると思います。
どうぞご覧になってください。

まずは元の革をカットするところからです。
80☓150センチの大きめテーブルの上を片付けて、カッターマットを敷いて、革をひろげます。
イタリアの植物タンニンなめし、牛脂などの脂を加えるバケッタ製法でなめされた、グレードの高い革です。
いい香り~~。

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これに型紙をおいて、切り出します。
型紙の外周にそって目打ちなどでなぞって跡をつけて、型紙をはずしてから刃を入れる方法もありますが、跡をつけて→切ってだと、下の線からズレる確率が上がると思うので、私の場合は型紙にそって直接切ってしまいます。

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切る道具ですが、一般的には左側の「革包丁」と呼ばれる専用の刃物を使うことになっていますが、小回りがきくほうが好きなので、右のオルファカッターを使っています。
よく見かけるカッターの刃先の角度は60度ですが、これは30度で、より鋭利です。軸が細くて持ちやすく、どんな型紙でもキレイにトレースできるので気に入っています。

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胴板を切り出しました。
左右に3箇所ずつ、下の中央に1箇所、三角形の刻みが入れてあります。
2枚縫い合わせる際の目印にします。

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では内布を切りましょう。
この製品の場合、外側の革と同じ型紙を共用しています。
布のように引っかかる素材の場合は丸い刃のカッターを使っています。

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切り出したポケット布の周囲をアイロンで曲げておきます。

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革タグの用意も忘れずに。
ブラウンの場合は焼き印だけですが、黒の場合は箔押し(はくおし)します。

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ポケット大小ができましたよ。

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これを内布の上に乗っけてマチ針で止めます。

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ポケットを縫い付け、さらにダーツのところを縫い合わせます。
(ホントはダーツとは言わないですね。なんていうのかど忘れしました。以後、一応ダーツで通してしまいますので、正確な呼び方が必要な場合はお調べくださいm(_ _)m)

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そして2枚縫い合わせて、内側完成です。

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あ、軽くアイロンをあてて、形を整えておきましょう。

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さて、それでは胴板にとりかかりましょう。
上の方でカットした段階では、3ミリ弱の厚みがあり、そのままでは厚いので、革の状態を見ながら薄く加工します。
通常だと2ミリくらいでしょうか、比較的硬めの時は気持ち薄くするときもあります。
その後、ダーツ(?)のところをカットします。

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裏側をみてみましょう。
縫い線のところは、さらに厚みを減らして、表返したときにすっきり見えるようにします。これを革漉き(かわすき)と呼びます。
まず右のように外周を漉いて、次にダーツ(?)のところを漉きます。

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ダーツのところは、カットされているラインよりもグッと内側まで縫いこむので、左のように奥まで漉いておきます。

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縫うときに抵抗が少なくなるよう、ローラーで圧迫して折り目をつけておきます。

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縁の部分は黒のクラフト染料で着色しておきます。

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一箇所縫い終わったところです。
縫い始めの2目と、縫い終わりの3目が太くなってますね。
これは「返し縫い」の結果です。とくに最後の3目は、形を整える際にローラーで強くしごくので3回返してあり、その分濃く見えています。

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ちょっとミシン関係のことも紹介しておきます。
奥に見えるの糸巻きから、ミシンに糸を来ていますが、途中、銀色のハコを経由してますよね。
これはナニかわかりますか??

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中を開けると分厚いフェルトが入っています。
これに右側に見えるシリコンオイルをしみ込ませ、糸に付着させるのです。
これによって、分厚い素材を縫う際の針と糸の抵抗が減って、糸切れを防ぐことが出来るのです。
ナチュラルセットはゆっくり縫製するほうですが、速いスピードでじゃんじゃん作る大きなメーカーさんの現場だと、これは必需だそうです。(そうです。見たことないけど。)
オイル・・・と聞くと、しみになるんじゃないの?と思われると思いますが、これはなりません。大丈夫です。

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さて、胴に戻ります。
縫ったばかりの革を表返すと、このようにモタモタっとした感じに見えます。
ではどうするか・・

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今一度裏返して、リッパーで軽く切込みを入れ・・

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ローラーでグリグリしごいて成形します。

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すると、このようにスッキリなラインが出来上がります。

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では、この2枚を縫い合わせていきましょう。

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その前に、こんなコトしてます。というご紹介。
一番最初の工程で革を切り出す際、硬さやシボのより具合を見ながら、どれとどれをペアにするか決めるのですが、なんらかの方法で印を付けておかないと、取り違えの可能性が出てきます。

でも、裏にマジックなどで書いたにしても、胴の厚みを減らす(漉く)際に、一緒に削れてわからなくなってしまいます。
そこで、ダーツの縫い代部分に目打ちで印をつけるようにしています。ここだと縫ったあと、裏側に隠れてしまうので問題無いですね。

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では縫い合わせましょう。

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例の刻み目を合わせながら縫っていきます。
この革の場合、そうつるつるしてるわけでもありませんが、革同士を縫い合わせる場合、布に比べて上下がずれやすいので、手指や目打ちを使って補正しながら縫い進めていきます。

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このダーツのとこは厚みがあることもあり、特にずれやすいです。
そんなときは目打ちをグッと深く挿して、ズレを防ぎつつ、革が滑らかに送られるように介添えしてあげます。

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縫いおわりました!

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表返す前に、曲線部分が綺麗に出るように刻みを入れます。

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ひとまず表返した様子。
もこもこっとしています。

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縫い合わせのところをローラーで丹念にゴリゴリして成形すると・・

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すっきりしてきましたね。

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胴が縫えたところで付属品に移ります。
ファスナーのつまみを作ります。
型をあてて目打ちで線を移します。

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カッターでタテの線を切って・・・

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上部を半円ポンチで切り離した後、カシメ用の穴を開けます。

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外周は面取りしておきましょう。

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黒いクラフト染料で着色。

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ファスナーのスライダー(引き手)に通してカシメで留める際、綺麗に曲がるように、裏側の3分の2くらいを漉いて薄くしておきます。
漉いて白っぽくなった裏面も後で黒く塗っておきます。

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ナチュラルマークを箔押し(はくおし)して出来上がりです。
焼き印だけでしっかり跡をつけるときは、250℃くらいでギュッと。箔押しの時は100℃くらいで、専用の銀色のシートを挟んでポンと軽く押します。

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次は肩ベルトです。
長いものさしをあてて、18ミリの幅にカットします。
短いものさしを移動させながらだと、どうしても線がぶれてしまいますので、長いのに限ります。
工房には目的に応じて30センチ、60センチ、100センチ、150センチと4種類用意しています。
最初は前者の2コでスタートしましたが、必要に応じて買い足しました。
150センチのは1万円くらいしましたが、肩ベルトを切るとき「買ってよかったなぁ」としみじみ思います。

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両端の面取りをします。裏側もやります。

DSC_1294やはり、途中で切れずにフィニッシュできると気持ち良いものです(笑)

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カット後、断面を黒く着色し、仕上げ材を塗って、軽く磨きます。
手前のは肩ベルト、奥のは余ったベルトをまとめるベルト通し用です。

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ではでは、ファスナーに参りましょう。
多くの方には10センチ、15センチ、30センチといった、規定の寸法に整えられているものがおなじみだと思いますが、業者向けの切り売りのものを使っています。

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周辺のパーツのアップ。
左が終わりのところを留める下留め。中央がスライダー、右はスライダーが抜けないようにする上留めです。

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加工に入ります。
まず両端の「虫」を取り除きます。
この道具は喰い切り(くいきり)といいます。ホントに喰い切り!って感じのカタチをしてますよね。

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綺麗に取れました。
なれないと布を切ってボロボロにしてしまいます。

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お尻の方を止めます。
まず、ペンチのようなもので軽く閉じておいて、その後、木槌で軽く叩いてしっかり止めます。

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スライダーを入れましょう。
そろそろと・・

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ググッと・・

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その後、両側に上留めを付けます。
コレは小さいものなので、ペンチの根本でグッと潰せばしっかり止まります。

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取り出しましたのは革の裏に両面テープを貼ってこしらえた革テープ。。

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お化粧するのですね。

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同じ革テープではありませんが、おしりの方も革をはさみます。

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その後、ぐるっと縫います。

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おしりもですね。

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ファスナーの下ごしらえの次はベルト類の加工です。
長いのが長い方、短いのが短い方、小さいのがベルト通しです。

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ベルト通しは両端を薄くして、かつ、1.5ミリの穴を開けておきます。

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この穴同士を小さなカシメで留めて輪っかにします。

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長・短ベルトの端に本体に縫い付ける際の下穴を開けておきます。
ベルトに中央の型紙を載せて、右端の菱目打ち(ひしめうち)という道具で跡をつけ、左端のような状態にした後、跡に刃先を合わせてドン!とやると、右側のようになります。

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ベルトの両端にステッチを入れます。
ステッチ無しもいいのですが、長い目でみると、微妙に伸びることもあるので、伸び止めの意味で入れています。
先日、どれくらい強いか試してみたところ、ベルト一本あたりに使う8番手のミシン糸4本(上糸と下糸☓2)で、11.5キロある職業用ミシンを吊り上げることが出来ました。ナイロンって強いですね~。

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ミシン針も見てみますか?
このバッグを作るのには、3本の針を使います。
皆さんがご家庭で使うミシン針だと、9号、11号、14号、16号といった感じだと思いますが、このバッグで使うのは14号と19号と22号の3種類です。
胴板の周囲とダーツの部分はできるだけ針穴が目立たないようにしたいので、革用の工業用ミシンとしては異例の細さの14号、ベルトの両脇や、口周りにファスナーを縫い付ける時など、革を厚いまま縫うときは19号、ベルトの端に金具(美錠)をつけるときに革を2枚合わせて縫うときは22号を使っています。

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左が14号、右が19号です。

ベルトの金具(美錠)をつけたところ。
ここは22号の針を使います。19号だと摩擦が大きくて、返し縫いした時に糸が切れちゃいますね。
あ、あと使っている糸は、ベルトや口周りは上糸8番、下糸20番、それ以外は上下20番です。
ご家庭で使う糸はジーンズの裾上げ用などの一番太いのでも30番ですからだいぶ太いですね。

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さて、次はベルトを胴につける準備です。
ベルトの端に開けた穴と同様のパターンで胴側にも穴を開けます。

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手縫い用の針に手縫い用の糸を通して、、これから縫い付けますよっ!

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料理番組のような素早さで縫い終わりました!

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長短ベルトが付け終わったら、予め作っておいた内布を入れます。
口周りは細い両面テープで仮止めしてあります。

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さらに、こちらも作っておいたファスナーをあてがいます。
この仮止めも細い両面テープのお世話になります。

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再度脱線。
まち針、皆さんは針山に刺してらっしゃいますよね。
私は針山だと、挿すときも抜くときも両手を使わないといけないし、なんだか偏った位置に刺してしまって抜きにくくなるので、プラスティックの容器の底にバッグ用の小さなマグネットをテープで止めたものをつくって、これにポンポンならべるようにして使っています。
針先が磁石に吸い寄せられて、なんとなく揃ってくれるので芳しいです。

DSC_1407さて、下ごしらえが済んだところで口周りを縫いましょう。
口周りを縫う動作は、これまでの工程の最終段階ということもあってか、業界では「まとめる」と呼ばれるようです。
「まとめる」には、こういうミシンを使います。
右側からニュッと伸びたウデの先に下糸のお釜が入っています。

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それではスタート。
右側に見えるのは、縫い位置を決めるためのガイドです。

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ベルトが付いているあたりは狭いので気を使います。
なお、一般的なメーカー品だと、こういう工程は失敗を誘発するし、第一、ベルトを付けてから縫製だと扱いが悪くて仕方ないので、ベルトは別パーツにしておいて、最後に取り付けるような構造にするケースが殆んどです。

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ゴールは目前。

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革バッグの縫製の場合、だいたい最後は4目から5目ほど重ねて縫って終わります。
返し縫いすると見た目が悪くなってしまいますからね。

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糸の処理ははんだごてでチョンと焼いて切ります。
ハサミで切ると、なにかの拍子で抜けてほつれてしまいますが、化繊の糸を熱いもので焼き切っておくと、糸の端っこが小さく丸くなるので、抜け止めになるんですね。これは業界標準だと思います。

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ベルトの穴あけ。
ベルトの下ごしらえ工程で済ませておいてもいいのですが、ここまで来てから、あるいは最後の最後に開けるのが好みです。
以前、開け忘れて発送してしまい、ご迷惑をお掛けしたこともありましたm(_ _)m

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これでほんとに最後ですね。
ファスナーのスライダーに革のつまみをカシメで留めて終わりです。
お疲れ様でした。

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工房の壁に吊るして眺めてみましょう。

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ちょっと寄って。。

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さらに寄って・・。

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掛けたところ。

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とまあ、こんな感じで作っています。
価値観はお客様それぞれですが、革の問屋さんや同業の作家さんからは、「安いですよね~~」と言われることがおおいです。
ファッションアイテムは、同じ用途の製品でも、メーカーのブランド価値によって価格が大きく異なりますので一概には言えませんが、多分、小売店さんへの「卸値」くらいの値段なのかなぁ。。と思っています。

それではこれにて終了です。
長い長いページにお付き合いいただいてありがとうございました!

興味を持っていただけましたら製品ページにもお立ち寄りください
すっきりレザーショルダーバッグ(黒)のページ

 

 

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ヴィンテージトートバッグのSサイズを追加しました。

皆さんこんにちは。
9月も半ばを迎え、涼しくなりましたね。いかがお過ごしでしょうか?

さて、今月も定例の鬼子母神のみですが、来月10月はそれに更に年1回の川口暮らふとと、抽選にあたれば隔月の千駄木(&SCENE)も加わり、お客様に触れる機会が増えるので、なにか新しい製品を追加したいなぁと考えておりまして、その一環で表題にありますヴィンテージトートバッグのSサイズを作ることとなりました。

これ、単なる思いつきでもなく(いつもはほとんど思いつきです;)、過去に何度かリクエストいただいていたのが背景にあります。
これまでのサイズは収容力たっぷりで、日帰り旅行もいけちゃうくらいの15リットル(といってもピンとこないか??)の容量があるのですが、「ちょっとそこまで」が中心だったり、持ち物が少なめの場合、ちょっと持て余す方もいらっしゃるようで、「もう少し小さかったらいいんだけど」というお声をいただいたことがありました。

つい最近も、千駄木(&SCENE)の運営スタッフの方が当店のブースのとこにいらして、従来の製品を一個お求めいただいたのですが、お連れの方から同様のリクエストをいただいたので、いよいよやるか。ということになったのでした。

で、製品はコチラです。
写真はベージュですが、他のカーキとすみくろについても同様に、ハンドルもロングとショートを作りました。

ショートハンドル・カーキ

ショートハンドル L:6,800円/S:5,300円

ご覧のとおり、本体部分は共通で、それぞれの寸法は以下のとおり・・
Lサイズ:幅(底)30cm(口)45cm☓高さ35cm☓マチ15センチ(約15リットル)
Sサイズ:幅(底)25cm(口)35cm☓高さ30cm☓マチ10センチ(約7.5リットル)

数字で見た容量で約半分になりましたが、A4ファイルがタテに入れられるようにタテヨコを調整してあるので、それなりの収容力は保っています。

ロングハンドル

ロングハンドルL:7,800円/S:6,300円

持ったところの比較はこんな感じです。
撮った季節が違うので格好が一個だけあってませんね;;

ロングハンドル

ロングハンドル

ショートハンドル

ショートハンドル

早速お店に並べてみました。
LとS☓ロングとショート☓3色なので、総勢12コ!
いっぱい並ぶと見栄えがいいですね。

お店

お店

製品の一覧はこちらです。よろしかったらご覧になってください。

それでは今日はこの辺りで失礼致します。
季節の変わり目で体調を崩されませんよう、お気をつけ下さい~。

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9月21日(日) 鬼子母神手創り市に参加します

イベント参加のお知らせです。
9月21日(日)に雑司が谷の鬼子母神で開催される手創り市に参加します。

みなさまのお越しをお待ちしております♪

開催概要
開催日:9月21日(日曜日)
場所:鬼子母神神社 map
時間:午前9時から午後4時まで
最寄駅:都電荒川線 鬼子母神駅
ナチュラルセットのブースの位置:見取り図の96番
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手創り市サイト

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月末恒例?のすっきりショルダーバッグ

皆さんこんにちは。
暑かった8月もやっと月末を迎えましたが、おかわりなくお過ごしでしょうか?
また来週は暑くなるらしいですが、しばし小休止でしょうか、今日は初秋を思わせるような涼しさでラクですね。

さて、今月出荷分の製作が今日で終わりましたので、先日の千駄木の手創り市での写真を交えて、ご報告いたします。

今日出来上がりましたのは、表題にもあります、すっきりショルダーバッグのブラウンです。
合計3つ制作しました。
手創り市で使っているディスプレイの什器にセットして撮影してみました。

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1コアップ。
使っている革はイタリア産タンニンなめしの牛革で、カラダを前後真ん中で分けて、肩(頭)の方の部位を使っています。
元の革の形は長方形をしていまして、両方の肩の部分が含まれるので、「ダブルショルダー」と呼ばれます。
後ろ半分(おしり側)に比べて柔らかめで、こういうテイストのバッグには向いていると思います。

天然皮革ならではの自然なパターンが目にやさしいです。

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シボも良い感じ。

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こちらは、先週末の千駄木でのショット。
1年半くらい前にお求めいただいたバッグを掛けて来ていただきました。男性のお客様です。
上の写真とは別のカメラで撮影したので、幾分赤が強く写っていますが、なんとも奥行きのある、素敵な色に深化していました。

大して時間もかからずに、結構な変化が訪れるのがこの革の醍醐味ですね。
なにがなんでもイタリア産が絶対一番!とはいいませんが、使うタンニン液の調合や、なめしの技術のおかげなんでしょうね、国産ではこういう革を見たことがありません。

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オーダーでお作りしたのでベルト幅は規定より広いです

ご報告は以上です。
すっきりショルダーバッグの製品ページはコチラです。よろしかったらどうぞ。

それでは失礼致します。

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明日の千駄木に向けてポシェットなど。。

皆さんこんにちは。
お盆を過ぎたあたりから、全国的に天候が不安定ですね。
皆様御存知の通り、西日本を中心に雨による災害が発生しているようです。
被害に合われた皆様にお見舞い申し上げます。

関東地方は高気圧の影響で雨に降られずにいましたが、今日はポツポツと降り出してきています。
そんなわけで、お店営業日ですがお客さんもまばら。
明日の千駄木の手創り市(&SCENE)に向けて、在庫を作ったりしております。

pigskinのポケットポーチや、イヤフォンホルダなど、定番品についてはいつもどおりなので、今日は色や材料を変えて制作したものを2つご紹介します。

まずは通帳入れ
これはスプリットレザーで作ってるのですが、赤いのが手に入ったので、縁起よく?7つほど作ってみました。
オリジナルのこげ茶と同様、しんなりな質感です。
1コ1400円です。ネットショップの方にも追加しておきました。

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お次はポシェットです。
昨夏発売した、unpaved journey フリースタイルレザーポシェットという、長い名前のポシェットと同じ型紙で製作しました。
オリジナルのものは表面を荒らしてツヤをとった革で縫製して、軽く洗いをかけて作ってありました。
今回は、半ツヤくらいでしょうか、基本的にオイルレザーなのですが、縫製してから軽く洗いをかけ、味を出してみました。

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このホックが面白いですよね。
亀の子ホックといいます。

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作りはオリジナルと同じです。
肩紐の先が本体の中に引きこんであるので(右側)、最長の130センチだとななめがけ、ズズズズーッと引きこんでいくと、ショルダーバッグ→小脇に抱える感じのショートショルダー→ハンドバックと、いろいろなスタイルで使えます。

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価格は13800円を予定しています。
一応2コ作ったのですが、具合を見てレギュラー品にするかどうか、考えてみます。

今日は短いですが、これにて失礼致します。
明日の千駄木は降水確率も低く、気温もそう厳しくないようですので、お時間ありましたらおでかけください。

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10月18日(土) 川口暮らふとに参加します

イベント参加のお知らせです。
昨年に引き続き、10月18日の「川口暮らふと」に参加できることになりました。
来場のご予定がありましたら、是非、当ブースにもお立ち寄りください。

開催概要

開催日:10月18日(土曜日)
小雨決行(荒天の場合は翌日19日に順延/19日も荒天の場合は中止)
場所:埼玉県川口市並木元町1-1 アートパーク(並木元町公園内)
川口暮らふと公式サイトの『アクセス』のページに地図が載っています。
時間:午前10時から午後4時まで
最寄駅:JR川口駅(京浜東北線)、東口から徒歩8分。

川口暮らふとサイト

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ヴィンテージトートのショートハンドルを作りました。

皆さんこんにちは~。
お盆休み、ゆっくりお過ごしになられてますか?

こちらは引き続き、製作の日々です。
この一年とちょっと、お隣でマンション工事をやってた関係で、四六時中何かの音がしてたのですが、7月末あたりで引き渡しが終わり、静寂が戻ってきました。
加えてお盆、ですから、街がほんとにシーンとしています。

さて、そんな静かな浅草橋で、一昨日と昨日やってたのはヴィンテージトートのショートハンドルです。
たしか、昨年の秋口に初めてアップしたと思うのですが、すっかり定番商品になりました。

ヴィンテージっぽいテイストに加工してある布は、幾分重いケースが多いのですが、これは綿とポリエステルが半々でかなり軽いです。
手創り市で手に取ったほとんどの方が「軽い!」と声に出すか、「軽い・・」とつぶやくか、「あれっ?」という感じの目をされるかのいずれかです(笑)

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ベージュのハンドルはさっぱり目のウォッシュヌメ革、カーキの方はイタリアの革です。

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内ポケットは共生地で作ってあります。
口周りには内側はグルっと一周縫い付けてあります。

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カシメはアンティークメッキしてあるものを合わせています。

DSC_0352使い始めてしまうと関係ない話ですが、平たくたたんだ形も気に入っています。

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バッグのご報告はここまでです。
ご興味がお有りでしたら製品ページも御覧ください
ショートハンドルのヴィンテージトート(ベージュ)(カーキ)
ロングハンドルのヴィンテージトート(ベージュ)(カーキ)

日曜日の鬼子母神まであと一日。
今日も製作頑張ります~。

追伸:
こちらのエントリでご紹介した映画にハマってしまいました。
この顔を見ると、ついまた見てしまいます。
現在4回めです(笑)
かえるくんとマックス
6d670cfac8708a5cf528bb40799299a9Gyaoのページ
無料で見られます。

カテゴリー: 製品別:バッグ | タグ: , , , |

今日のつくりもの+おすすめ無料映画

皆さんこんにちは~。

今週末は鬼子母神なので、当然のように今週は在庫を足すための製作をするつもりでいましたし、実際、やってたのですが。。世間はお盆休み突入なのですね。
今朝、自転車で工房に向かってましたら、いつもより人が少ないのを見て気付きました。
自分でもびっくりするくらい、「お盆」が意識の外にいっちゃってました。ちょっと驚きです。

さて、今日作ってましたアイテムのご紹介と、当ブログ初!無料で見れる映画で可愛いのがありましたのでそれの紹介をさせていただきます。

まず作り物ですが、おなじみの真鍮のキーフックです。
ネットでもボチボチお買い上げいただけてますが、手創り市での人気のほうが上ですね。
カギ関係ということで、どなたさまも対象になりえる。形が個性的。お手頃価格。そんなところが理由なのかなぁ。。なんて推測してみてます。

一度お求めいただいて、便利だったからお友達にもor家族にも。なんて感じでリピートでお求めいただいたお客様もいらっしゃいました。
(製品ページはコチラです)

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写真はLで、1575円です。Sは1260円です。

 

こちらもすっかりお馴染みのイヤフォンホルダー
今月は鬼子母神と千駄木の両方に出させていただく月でもあるので、頑張って多めに作りました。
こちらも、リピートでお求めいただくパターンが時々あるんです。
伺ってみたところ、ご家族、お知り合いの為。のみならず、「iPhoneやiPadの充電用ケーブルを留めたり、PCのUSBケーブルをまとめたりするのに使ってます」とのことでした。なるほど~。
(製品ページはコチラです)

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作り物のご報告はここまでです。

次にパソコンで見られる無料映画(gyao)から一本ご紹介します。
先日たまたま見つけて、とてもとても楽しかったので皆さんにもオススメします。

タイトルはかえるくんとマックスです。
6d670cfac8708a5cf528bb40799299a92009年のオランダ作品です。
写真の6歳の男の子「マックス」が、お兄ちゃんが扁桃腺の手術で入院する間、おばあちゃんの家に預けられることになりました。
お兄ちゃんは(病院に向かう)別れ際、「かえるの卵が術後のノドのくすりになるから、絶対取ってきてくれよ」とかつぎます。
これを真に受けたマックスはなんとかしなきゃと卵探しの冒険に出る・・・。というストーリーなのですが、小さな男の子がお兄ちゃんのためにと頑張る姿がとっても微笑ましく、おばあちゃんや途中で出会う人々もとても善良で優しく描かれていて、心が和みます。
また、あちらの日射の具合なのか、全体的に少し淡い、ナチュラル感のある色合いで、絵本か絵葉書のようです。さらに、ちょっぴりミュージカルっぽい演出もあってリズミカルなのも楽しく、「飛び出す絵本」のような作品です。

上映時間は1時間10分とそんなに長くありません。
お一人でも楽しめるし、ご家族と一緒でもOK。
お盆休みの合間にでもご覧になってみてください。
こちらからどうぞ~。
http://gyao.yahoo.co.jp/p/00990/v00072/

それでは失礼致します。
よいお休みをお過ごしください。
&17日にお時間があるようでしたら鬼子母神もどうぞ♪

カテゴリー: 制作と関係ない日常のコト, 製品別:コモノ |

balloonななめがけレザーショルダーを作っていました。

皆さんこんにちは。
今週末は全国的にお天気が不安定ですね。
お店を開ける週でしたので、どうかな?と思ってたのですが、両日ともご来店いただけて良かったです。
ここのところ、ご注文分の製作を優先していたら、アウトレット品を含めて、店頭のバッグの在庫がだいぶなくなってしまいました。

さて、昨日は表題にあるballoonななめがけレザーショルダーを作っていました。
8月末納品分です。

全体の工程は以前、こちらのエントリで紹介済みなので、ミシンを使っているところのスナップをお見せします。
平ミシンで本体縫い合わせた後、縫い目の脇にステッチを入れているところです。

「縫い割(ぬいわり)」というんでしょうか。
今年買ったポストミシンでやっています。

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アップしたところ。
右側にあるガイドで縫い位置の見当をつけながら縫います。
テーブル状の平ミシンに比べて、品物が左右にブレやすいので幾分難易度が高いです。

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縫い割が終わったら、平ミシンで作っておいたベルトを取り付けます。
これもポストミシンでやりました。
口周りのところは、内布を入れてから最後に縫います。ここでやってるのは、もう一段下のところの縫い付けです。
まず直線に縫って、その後クルッと回して同じ線をもう一度縫います。

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最後に内布を入れて、口周りを縫って出来上がりです。
ここでは腕ミシンというのを使います。
↑で紹介したポストミシンは下糸が入っている釜が下からニョキッと立ち上がっている棒の先についてますが、これは右側から伸びてきている腕の先についています。

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アップ写真です。
家庭用ミシンにも、アームホール対応のモデルがありますよね。あれと同じような縫い方が出来るわけですね。
バッグの口を縫うのに不可欠なミシンです。

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出来たので簡単に写真を撮りました。
影がおもしろい。

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お尻をキレイに丸めるために、仕上げの際、低温で軽くアイロンをかけています。
当然、裁断と縫製でほとんど勝負が決まるわけですが、かるくかけると見栄えが幾分よくなります。

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それでは失礼致します。
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balloonななめがけレザーショルダー

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